手で握ったおにぎりは危険?おにぎりの菌リスクに注意!

こんにちは、デンネツ広報担当です!
遠足やお出かけの予定が増えるこの時期、お弁当の定番と言えばやっぱり“おにぎり”ですね。
身近で手軽な料理だからこそ、意外と見落としがちなのが“衛生管理”です。条件次第で「ある菌」が増えてしまうことがあります。
その菌の名前は「黄色ブドウ球菌」です。
この菌は人の手指や鼻の中などに存在する常在菌で、素手で握ったおにぎりに付着し、常温で放置すると増殖し、毒素を作り出します。
〈黄色ブドウ球菌ってどんな菌?〉
黄色ブドウ球菌は、皮膚や鼻の中など、私たちの身近に存在する菌のひとつです。
おにぎりを素手で握った際に付着する可能性があり、そのまま常温で放置しておくと、菌が増えて毒素を出すことがあります。この毒素は加熱しても壊れないため、作った後の保存状態に特に注意が必要です。
〈食中毒を引き起こす原因は?〉
黄色ブドウ球菌が作り出す毒素により、食後1〜6時間以内に急激な吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れることがあります。特に暑さで菌が繁殖しやすくなる夏場や、お弁当を長時間持ち歩く機会が多いお花見シーズンは注意が必要です。
〈特に増えやすい状況は?〉
・炊きたてご飯で作ってすぐに常温で放置した場合
・長時間持ち歩く行楽弁当
・手指の衛生が不十分なまま素手で調理した場合
温かいまま置いておくと、おにぎりの中のように空気が届きにくい場所で菌が増えやすくなります。
〈食中毒を防ぐためのひと工夫〉
・おにぎりはラップや手袋を使って握る。
・作った後はしっかり冷ます。または、できるだけ早く食べる。
・お弁当には保冷剤や保冷バッグを使う。
手洗いなど基本的な衛生管理をしていれば、過度に怖がる必要はありません。
ちょっとした工夫や気づかいが、見えないリスクをぐっと減らしてくれます。
気温が高くなるこれからの時期、食中毒には十分注意し、元気に過ごしていきましょう!