除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

毎日使うからこそ まな板のお手入れどうすればいい?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

料理に欠かせないまな板。ぱっと見はきれいでも、においや色移りが気になることはありませんか。実はまな板は、水分や食材の汁が内部に入り込みやすく、表面だけではわからない菌が残りやすい道具でもあります。

毎日使うものだからこそ、どのくらいお手入れすれば清潔に保てるのか、迷うのではないでしょうか。

〈素材別のお手入れ方法〉

● 木製
使用後はタワシで木の目に沿って水洗いします。肉や魚を切ったときや油分が気になる場合は、中性洗剤を使って洗っても大丈夫です。
熱湯消毒をする場合は、肉や魚のタンパク質が固まり汚れが落ちにくくなるため、湯をかけるのは仕上げだけにしましょう。
木製まな板は基本的に漂白剤が使えません。黒ずみやにおいが気になるときは、塩や重曹でこすってお手入れしてください。

● プラスチック
表面に傷がつくと汚れや菌が残りやすくなるため、金たわしなど硬いスポンジの使用は避けましょう。
汚れが気になる場合は、キッチン用漂白剤で漬け置きすると効果的です。
熱湯消毒も可能ですが、長時間さらすと変形するおそれがあるので注意してください。

● ゴム製
耐久性があり深い傷がつきにくく、吸水性が低いため、雑菌やカビが繁殖しにくい素材です。
使用後は水洗いし、スポンジやタワシで中性洗剤を使って洗います。
汚れが気になる場合は、キッチン用漂白剤で漬け置きしてください。
ただし、ゴム製まな板は熱湯で変形する可能性があるため、熱湯対応かどうか事前に確認が必要です。

〈毎日できる基本のお手入れ〉
・使用後はすぐに洗う
・熱湯が使える素材は、仕上げにさっとかけておく
・プラスチック・ゴム製は、週に一度程度の漂白剤による除菌もおすすめ
・しっかり乾燥させる

毎日の基本的なお手入れが、清潔な状態を保ついちばんの近道です。自分に合った方法で、無理なく続けていきたいですね。


牛乳が安全になるまで

こんにちは、デンネツ広報担当です。

「カエルを牛乳に入れると腐らない」というロシアの俗説をご存知ですか?荒唐無稽に聞こえますが、実際にカエルの皮膚には細菌の増殖を抑える成分が含まれていることがわかっています。昔話の真偽はさておき、「ミルク=細菌が増えやすい液体」をどう守るかという発想は、古くから人々の関心事でした。

〈かつて牛乳は“危険な飲み物”だった〉
乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」は、腹部症状の原因となることがあります。世界では成人の約75%が乳糖不耐とされています。

18〜19世紀には、家畜の牛から搾った乳を飲んで命を落とすことも珍しくありませんでした。米国中西部では、放牧牛が摂取した有毒植物(トレメトール)が原因で“ミルク病”が多発し、何千人もの人が被害にあいました。
また、1840年代の都市部では、牛乳の最大の消費者である5歳以下の子どもの死亡率が最大50%に達したといわれています。
糖とタンパク質が豊富な牛乳は、結核・ジフテリア・腸チフスなどの感染症や、大腸菌・サルモネラ・リステリアといった細菌が繁殖しやすい環境だったのです。

〈パスツールが変えたもの〉
細菌学者ルイ・パスツールが考案したのは、もともとワインの腐敗を防ぐための加熱処理(低温殺菌)でした。この原理が牛乳にも応用され、安全性が大きく向上します。
ただし普及には時間がかかり、アメリカで義務化されたのは20世紀初頭、イギリスでは1949年。日本では現在、超高温瞬間殺菌が主流となっています。

かつては命を脅かすこともあった牛乳ですが、科学の進歩と衛生管理の向上によって、いまでは毎日の食卓に欠かせない存在となりました。
安全は「当たり前」ではなく、多くの工夫と研究の積み重ねによって守られている――そんな視点を忘れずにいたいものです。

ネコ治療後に獣医師が死亡――マダニ媒介のSFTS疑いで三重県が注意喚起

こんにちは、デンネツ広報担当です。

2025年に三重県で「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」に感染していたネコの診療に関わった獣医師が亡くなり、県から注意喚起が出ました。獣医師にはマダニに刺された痕が確認されていないことから、感染した動物との接触(体液など)を通じた感染の可能性も考えられています。 

SFTSは、マダニが媒介するウイルス感染症です。毎年一定数の報告があり、重症化すると命に関わることもあります。 
「外で刺される病気」という印象が強い一方で、感染したイヌ・ネコの血液や唾液などの体液に触れる場面でも注意が必要とされています。 

〈SFTSの特徴〉
・主な感染経路:SFTSウイルスを保有するマダニに刺される 
・潜伏期間:おおむね1〜2週間程度 
・主な症状:発熱、強いだるさ、食欲低下、吐き気・下痢など
重症化すると血小板の減少による出血傾向、多臓器不全など 

〈マダニ対策〉
マダニは草むら、やぶ、畑、山林などに生息します。なお、家庭内のコナダニやヒョウヒダニとは別で、屋内のダニが原因でSFTSに感染するわけではありません。
・長袖・長ズボンで肌の露出を減らす
・虫よけ剤を活用する
・草むらに入った日は、帰宅後すぐにシャワー・着替えをして、体にダニが付いていないか確認する

〈ペットの対策〉
・定期的に予防薬を投与する
・散歩や外遊びのあと、被毛や皮膚をチェックする(首回り、耳の後ろ、わき、足の付け根など)
・発熱、元気がない、食欲が落ちた、嘔吐や下痢が続くなど、いつもと違う様子があれば早めに受診する


ペットが体調不良のときは、口の周りや排せつ物、血が付いたものに素手で触れないようにし、処理が必要な場合は手袋を使うなど、できる範囲で接触を減らしましょう。触れた後は、手洗いを丁寧に行い、手指に傷がある場合は特に注意します。 

「いつもの散歩」「いつものふれあい」の中に、リスクが増える場面があります。できる対策を習慣にして、自身とペットの体調変化に気づいたら、早めに医療機関・動物病院へ相談していきましょう。

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