軽い刺激で続く咳は「咳過敏症」かも

こんにちは、デンネツ広報担当です。
エアコンの直風や柔軟剤の香り、たばこの煙、ちょっとした会話で急に咳き込む——。
こうした「場面が限られて起こる咳」が長引く人がいます。近年は「咳過敏症(咳過敏症候群)」という考え方で整理され、単なる体質の問題ではなく、気道の感覚が過敏になっている状態として捉えられるようになってきました。
〈咳過敏症とは〉
咳は、本来は異物を外に出すための体の防御反応です。ただ、風邪が治ったあとも8週間以上続いたり、軽い刺激で何度もぶり返したりする場合、気道が刺激に敏感な状態になっていることがあります。
のどの乾燥感やムズムズ感、咳が出そうになる感覚が続きやすく、夜間・早朝、気圧の変化、花粉の時期などに悪化しやすいのが特徴です。
〈日常でできること〉
自分の「トリガー(咳が出やすいきっかけ)」を把握し、仕事や外出時の回避策を用意しておくと安心です。
次のような環境や生活習慣の見直しが、基本的な対策になります。
・マスクを着用し、のどの乾燥を防ぐ
・冷暖房の風が直接当たらない位置に移動する
・食後すぐに横にならない
・辛い物や脂っこい物、カフェインは控えめにする
〈受診の考え方〉
咳が長く続く場合は、まず医療機関に相談することが大切です。一般的には呼吸器内科が窓口になりますが、鼻やのどの症状が強い場合は耳鼻科に相談しましょう。
診察では、重い病気がないかを確認しながら、咳ぜんそくや逆流性食道炎、アレルギーなど、咳の原因として考えられるものを一つずつ整理していきます。
「はっきりした原因がわからない」と感じる場合でも、症状の出方を伝えることが、次の判断につながることがあります。
〈受診時に伝えるとスムーズ〉
・いつ頃から咳が続いているか
・どんな場面で出やすいか(香り、冷気、会話、運動、時間帯など)
・これまで試した対策や薬、そのときの変化
軽い刺激で続く「長引く咳」は、このような考え方で整理できる場合もあります。無理に我慢せず、日常の工夫と相談の一歩を重ねることで、仕事や外出時の負担が軽くなる可能性があります。