除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

大量調理で増えやすい ウェルシュ菌の食中毒を防ぐには?

こんにちは、デンネツ広報担当です。


カレーやシチューなどの煮込み料理は、まとめて作る機会も多いのではないでしょうか。
しかし、調理後の管理を誤るとウェルシュ菌による食中毒につながるおそれがあります。

〈ウェルシュ菌とはどんな菌?〉
ウェルシュ菌は、土や水など自然界に広く存在している細菌です。
特徴の一つに、殻のような丈夫な構造をつくる性質があります。この状態を「芽胞(がほう)」といいます。

芽胞の状態になると熱や乾燥に強くなり、加熱調理では死滅せずに残ることがあります。
調理した食品が温かいままゆっくり冷まされると、生き残った菌が増殖しやすくなります。
とくにカレーやシチュー、煮物などの大量に調理する煮込み料理は、内部の温度が下がりにくいため、発生リスクが高いとされています。

〈主な症状について〉
ウェルシュ菌による食中毒は、食後およそ6〜18時間で症状が現れることが多いとされています。
主な症状は腹痛や下痢で、嘔吐や発熱は比較的少ない傾向があります。
症状が比較的軽い場合もあり、「少しお腹の調子が悪いだけ」と見過ごされてしまうこともあります。
しかし、集団食中毒につながるケースもあるため注意が必要です。

〈ウェルシュ菌の食中毒を防ぐポイント〉
予防で重要なのは、調理後の管理です。
・調理後はできるだけ早く冷ます
・鍋のまま放置せず、小分けにする
・冷蔵庫で適切に保存する
・再加熱する際は、中心部まで十分に加熱する

一度火を通した料理でも、その後の温度管理や保存方法によっては菌が増える可能性があります。

家庭だけでなく、学校や福祉施設、飲食店などでも集団食中毒が発生することがあります。日々の調理や保存の際には、温度管理を意識し、予防を徹底しましょう。

インフルエンザとノロウイルスでは「効く消毒」が違う

こんにちは、デンネツ広報担当です。


同じ「ウイルス対策」でも、インフルエンザとノロウイルスでは、有効とされる消毒方法が異なることをご存じでしょうか。冬から春にかけて流行しやすいこの2つの感染症は、ウイルスの性質が異なるため、それぞれに合った対策を知っておくことが大切です。

〈インフルエンザにはアルコール消毒〉
インフルエンザウイルスは、外側に脂質の膜をもつタイプのウイルスです。この膜はアルコールに弱いという特徴があり、濃度70%前後のアルコール消毒が有効とされています。外出先など、すぐに手洗いができない場面では、手指消毒として活用されることが多い方法です。

〈ノロウイルスには塩素系消毒剤〉
一方、ノロウイルスは外側に脂質の膜をもたない構造のため、アルコールに対する抵抗力が高いとされています。そのため、一般的な手指用アルコール消毒では、十分な効果が得られません。そこで対策として推奨されているのが、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤です。調理現場や施設では希釈して使用され、家庭でも吐しゃ物や汚物を処理する際に使われることがあります。

〈環境消毒のポイント〉
身の回りの環境は、ウイルスの種類に応じて消毒剤を使い分けることで、より効果的な対策につながります。調理台、ドアノブ、手すり、トイレ周りなどは、人の手が触れる機会が多く、ウイルスが付着しやすい場所です。アルコールと塩素系消毒剤を適切に使い分けることが、日常の衛生管理を支えるポイントになります。

こうした違いはありますが、日常的に欠かせない基本の対策が、石けんと流水による手洗いです。ウイルスの種類を問わず、多くのウイルスや細菌を洗い流すことができるため、自宅や職場、施設での感染対策の土台となります。丁寧な手洗いと、ウイルスの性質に合った消毒方法を知っておくことで、これからの季節をより安心して過ごすことにつながります。

のど飴の舐めすぎに注意

こんにちは、デンネツ広報担当です。


乾燥が気になる日が続いていますね。喉がイガイガしたり、少し痛みを感じると、ついのど飴を口にする方も多いのではないでしょうか。
身近な存在ののど飴ですが、「舐めすぎ」には注意が必要です。

〈喉の自浄作用が低下〉
鼻やのどには、異物や病原体を外へ押し流す仕組みがあります。
唾液はこの働きを助けてくれますが、のど飴をなめ続けていると、唾液が消化に使われやすくなり、粘膜を守る力が弱まることがあります。

その結果、ウイルスや細菌を十分に排除しにくくなり、のどの粘膜も刺激を受けやすくなるため、かえって感染しやすい状態につながるおそれがあります。

〈配合成分による口内・粘膜への刺激〉
医薬品や指定医薬部外品ののど飴には、有効成分が含まれています。そのため、用法・用量を守ることが大切です。
決められた回数を超えてなめ続けると、配合成分が過剰に作用し、舌やのどの粘膜に刺激を与えるおそれがあり、かえって不調を招く可能性もあります。


〈虫歯のリスクが高まる〉
のど飴の多くには砂糖が含まれています。長時間、口の中に飴がある状態が続くと、口腔内が酸性に傾き、虫歯ができやすい環境が続くため注意が必要です。


〈妊娠中の方は特に注意〉
妊娠中はホルモンの影響で体調や口内環境が変化しやすく、虫歯や口内トラブルが起こりやすい時期とされています。
そのため、のど飴をなめる際にも注意が必要です。
特に医薬品ののど飴の中には、妊娠中の使用を推奨していないものもあります。使用前に注意書きを確認し、不安な場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

〈のど飴に頼りすぎないために〉
のどの乾燥が気になるときは、まずこまめな水分補給でうるおすことを心がけましょう。
また、加湿器の使用や定期的な換気によって、室内の湿度を適切に保つことも大切です。

のど飴は、軽いのどの違和感があるときに役立つものです。連続してなめ続けるのではなく、間隔をあけて使い、医薬品・医薬部外品の場合は、表示されている使い方を必ず確認しましょう。

軽い刺激で続く咳は「咳過敏症」かも

こんにちは、デンネツ広報担当です。

エアコンの直風や柔軟剤の香り、たばこの煙、ちょっとした会話で急に咳き込む——。
こうした「場面が限られて起こる咳」が長引く人がいます。近年は「咳過敏症(咳過敏症候群)」という考え方で整理され、単なる体質の問題ではなく、気道の感覚が過敏になっている状態として捉えられるようになってきました。

〈咳過敏症とは〉
咳は、本来は異物を外に出すための体の防御反応です。ただ、風邪が治ったあとも8週間以上続いたり、軽い刺激で何度もぶり返したりする場合、気道が刺激に敏感な状態になっていることがあります。
のどの乾燥感やムズムズ感、咳が出そうになる感覚が続きやすく、夜間・早朝、気圧の変化、花粉の時期などに悪化しやすいのが特徴です。

〈日常でできること〉
自分の「トリガー(咳が出やすいきっかけ)」を把握し、仕事や外出時の回避策を用意しておくと安心です。
次のような環境や生活習慣の見直しが、基本的な対策になります。

・マスクを着用し、のどの乾燥を防ぐ
・冷暖房の風が直接当たらない位置に移動する
・食後すぐに横にならない
・辛い物や脂っこい物、カフェインは控えめにする

〈受診の考え方〉
咳が長く続く場合は、まず医療機関に相談することが大切です。一般的には呼吸器内科が窓口になりますが、鼻やのどの症状が強い場合は耳鼻科に相談しましょう。
診察では、重い病気がないかを確認しながら、咳ぜんそくや逆流性食道炎、アレルギーなど、咳の原因として考えられるものを一つずつ整理していきます。
「はっきりした原因がわからない」と感じる場合でも、症状の出方を伝えることが、次の判断につながることがあります。

〈受診時に伝えるとスムーズ〉
・いつ頃から咳が続いているか
・どんな場面で出やすいか(香り、冷気、会話、運動、時間帯など)
・これまで試した対策や薬、そのときの変化

軽い刺激で続く「長引く咳」は、このような考え方で整理できる場合もあります。無理に我慢せず、日常の工夫と相談の一歩を重ねることで、仕事や外出時の負担が軽くなる可能性があります。

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