除菌関連・感染症対策の
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胃の常識が変わったきっかけ ピロリ菌を見つけた人の話

こんにちは、デンネツ広報担当です。

「胃の中は強い酸があるので、菌は住めない」昔は、そんなふうに考えられていました。でも現在は、胃の中にすみつく菌がよく知られています。それが「ピロリ菌」です。

〈ピロリ菌って何?〉
ピロリ菌は、胃の粘膜にくっついて暮らす細菌です。
感染が続くと胃炎の原因になったり、胃・十二指腸潰瘍に関係したりすることがあります。
胃がんとの関係も知られていて、今では「除菌」という言葉もよく聞くようになりました。

〈見つけたのは、オーストラリアの2人〉
1980年代、ロビン・ウォレン博士とバリー・マーシャル博士は、胃の組織を調べる中で、らせん状の菌がいることに気づきました。

ところが当時は、「胃の中で菌が生きられるはずがない」という考えが当たり前でした。そのため、研究はすぐには受け入れられませんでした。

〈証明のために“自分で飲んだ”〉
マーシャル博士は、菌が胃の病気に関係していることを示すため、自らピロリ菌を飲む実験を行いました。その後、胃炎の症状が出て、菌が体に影響を与えることを示す大きなきっかけになりました。今思うとかなり無茶ですが、それほど強い思いで研究していたのかもしれません。

〈当たり前が、当たり前じゃないこともある〉
その後、ピロリ菌が胃炎や消化性潰瘍に関係することが広く認められ、2005年にはノーベル生理学・医学賞の受賞にもつながりました。最初は「そんなはずない」と言われたことが、いまでは広く知られるようになっています。こういう話は、意外と身の回りにもあるのかもしれません。

感染症対策や衛生管理の世界でも、「これが当たり前」と思われていたことが見直されることがあります。日々の予防や清潔習慣も、新しい知識を取り入れていきたいですね。

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