除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

【世界一怖いウイルスを知ってる?】

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

これまでさまざまな感染症を紹介してきました。それぞれ人体に害を及ぼすさまざまな症状がありますが、現在「世界一怖い感染症」と言われている病気をご存知ですか?

 

治療法がなく、発症して一週間でほぼ100%死亡する非常に危険な感染症として、「狂犬病」は世界一怖い感染症と言われています。

 

現在、世界で狂犬病が発生していない清浄地域とされているのは、オーストラリア、イギリス、ハワイ、日本などのごく少数の島国、地域。その他のほとんどの地域では、今も狂犬病が猛威をふるっています。

 

狂犬病は別名恐水病とも呼ばれます。これは神経が過度に過敏になる結果、患者が水を飲もうとすると水の刺激で反射的に強い痙攣が起こり、水が飲めなくなるため、患者が水を飲むことを恐れることに由来しています。

 

毎年世界中で約6万人の死者を出しており、狂犬病による死者の95%以上はアフリカとアジアで発生しています。

 

犬や狂犬病リスクのある動物を飼う際には、早めに狂犬病予防ワクチンを受けにいくことがおすすめです。

 

狂犬病の潜伏期間は一般的には20日〜60日程度です。しかし9日〜数年潜伏しているケースもあります。発病率は32~64%で、発病するかは噛まれた傷口の大きさや体内に入ったウイルス量などで大きく変わります。

 

現在日本では根絶されていますが、海外では撲滅されていない恐ろしい「狂犬病」。

 

海外旅行などでは野生動物に気をつけ、もしも野犬や野生の動物に噛まれた場合は、すぐに傷を水でよく洗い、信頼できる病院で速やかに(24時間以内に)傷の処置とワクチンを接種しましょう!

洗濯物から感染する可能性は?

皆さんは感染症に家族がかかってしまった際、他の家族と洗濯物を分けていますか?

 

ノロウイルスや新型コロナウイルスなど、感染力の高い感染症を患った場合、多くの世帯の方が家族と洗濯物を分けているようです。

 

集団感染を防ぐために重要な対策の一つですが、具体的にはどのくらいの感染の可能性があるのでしょうか?

 

衣服の表面に付着した新型コロナウイルスに感染するリスクは感染率は約0.01パーセントという数字が挙げられています。

数字の低さからわかるように衣類などからの感染よりも、部屋やリビングといった狭いスペースで看病をしている間に感染が広がってします。

衣類よりも前に、感染者と近くで過ごさないようにすることが二次感染を塞ぐ際のポイントです。

それでも衣服からの感染が気になる場合は、

  • 洗濯機の水温を高度に設定して洗い、完全に乾かす。
  • 汚れた衣類を触った後は手を洗う。
  • 感染者の洗濯物を扱う場合は、手袋とマスクをつける。
  • 感染者が出た場合は、洗濯カゴやランドリーバスケット殺菌剤を使って清潔にする。

などの対策が有効です。

冬は肺炎の流行期!マイコプラズマ肺炎とは

こんにちは、デンネツ広報担当です。





 睦月に入り寒さも本格的になりました。

冬の乾燥した空気はウイルスが住みやすい環境となり、

屋内外の気温差などによる免疫力低下と重なりさまざまな病気になりやすい季節です。

 

 風邪、インフルエンザは冬の病気の代名詞ですが肺炎の流行も見られます。

特にここ数年、季節を問わず若い年齢層にマイコプラズマ肺炎の発症が流行しています。

 

肺炎は名前の通り肺に炎症が起き、高熱や激しい痰や咳などの症状を発症します。

普通の風邪と異なる特徴として、痰の出ない乾いた咳が5日以上続いて呼吸が苦しいという点が挙げられます。

発熱が治まった後も3~4週間ほど症状が長びくことがあります。

 

 肺炎予防の基本対策はインフルエンザと同じく、

『マスク』『手洗い』『うがい』、そして『ワクチン』です。

現在日本では、生後2ヶ月から5歳未満まで接種できる「小児用肺炎球菌ワクチン」と成人用の「肺炎球菌ワクチン」が接種できます。 

 

ただ、ワクチンによる耐性は完全ではなく、ウイルス感染による重篤な症状を軽減させることが目的です。ワクチンを接種したとしても感染症にかからずに済むよう、手洗いうがいやよく使う日用品も清潔に保つなど、普段からできる対策でしっかりと感染を防いでいきましょう。

被災したらどうするか?避難所での衛生対策

令和6年1月1日の能登半島地震でお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地域の方々の安全の確保と、被災された皆様の生活が一刻も早く平穏に復することを心よりお祈りいたします。

この度の地震より、被災地では避難所での生活を余儀なくされている方が多くいらっしゃいます。地震大国「日本」では、他人事ではありません。
もしも自分が被災してしまったら?衛生視点で見た、避難所における共同生活で重要な感染症対策をご紹介します。

まず、避難所では家と違い、限られた空間の中に大勢の人が集まるため感染症を発症する可能性が高くなります。
屋内でも関係なく、マスクを着用することがおすすめです。
ご家庭の災害用バッグにない場合は、入れておきましょう。

また、避難所では靴を脱いでの生活が一般的ですが、
不特定多数が出入りする特殊な環境であり、土足で居住スペースを歩き回る人が出てくることもあります。
普段使用している靴はもちろん、洪水などで浸水した場所を歩いた靴底には様々なウイルスが付着しており、傷口や粘膜から侵入してしまうと、重大な感染症を引き起こす場合があります。
共用スペースで使用できる室内用の靴を用意し、自分の避難スペースでもできるかぎり裸足の生活は避けましょう。
また、履き間違いや混乱時の窃盗防止のため、土足靴を入れるための袋を用意し、自分のスペースで管理するようにしましょう。

地震や二次災害などは予期せぬ時期に起こります。
万が一のために、日頃から避難場所や災害用バッグのチェックなど、できる準備を行うことが大切です。

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