子どもとアルコールの思わぬ接点

こんにちは、デンネツ広報担当です。
「アルコール」と聞くと、多くの方は“お酒”を思い浮かべるでしょう。
しかし実際には、私たちの身近な製品にも、さまざまな形でアルコールが含まれています。大人にとっては便利なものであっても、子どもにとっては思わぬリスクにつながることがあります。どんな状況や製品に潜んでいるのか、知っておきましょう。
〈外から触れるリスク:店舗の噴射式消毒液〉
噴射式の消毒液は、背の低い子どもにとって噴霧が目に入りやすい高さにあります。
目に入ってしまうと痛みや充血などの症状が出る場合があります。なかには重症化する場合もあるため、注意が必要です。
万が一目に入った場合は、こすらずすぐに流水で洗い流してください。
それでも赤みや痛みが続く場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
〈口に入るリスク:身近な製品に含まれるアルコール〉
アルコールは消毒液のほか、飲料や生活用品にも含まれています。
子どもが誤って口にした場合、少量でもめまい・頭痛・吐き気などを引き起こす恐れがあります。
・マウスウォッシュ
口腔内の殺菌効果を高めるため、多くの商品にアルコールが配合されています。誤飲すると胃や腸の粘膜を刺激し、吐き気や腹痛の原因になることがあります。
子どもが使用する際は、必ず大人がそばで見守り、正しい使い方を確認しましょう。
・栄養ドリンク
一部の商品には保存や風味のために微量のアルコールが含まれているものがあります。子どもは分解が難しく、ふらつき・顔の赤み・倦怠感といった中毒症状を起こす場合があります。
子どもに与える際は、必ず成分表示を確認し、アルコールが含まれていないかチェックしてください。
身近なアルコール製品の存在を理解し、置き場所や使い方に気を配ることが、子どもの安全につながります。