除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

のど飴の舐めすぎに注意

こんにちは、デンネツ広報担当です。


乾燥が気になる日が続いていますね。喉がイガイガしたり、少し痛みを感じると、ついのど飴を口にする方も多いのではないでしょうか。
身近な存在ののど飴ですが、「舐めすぎ」には注意が必要です。

〈喉の自浄作用が低下〉
鼻やのどには、異物や病原体を外へ押し流す仕組みがあります。
唾液はこの働きを助けてくれますが、のど飴をなめ続けていると、唾液が消化に使われやすくなり、粘膜を守る力が弱まることがあります。

その結果、ウイルスや細菌を十分に排除しにくくなり、のどの粘膜も刺激を受けやすくなるため、かえって感染しやすい状態につながるおそれがあります。

〈配合成分による口内・粘膜への刺激〉
医薬品や指定医薬部外品ののど飴には、有効成分が含まれています。そのため、用法・用量を守ることが大切です。
決められた回数を超えてなめ続けると、配合成分が過剰に作用し、舌やのどの粘膜に刺激を与えるおそれがあり、かえって不調を招く可能性もあります。


〈虫歯のリスクが高まる〉
のど飴の多くには砂糖が含まれています。長時間、口の中に飴がある状態が続くと、口腔内が酸性に傾き、虫歯ができやすい環境が続くため注意が必要です。


〈妊娠中の方は特に注意〉
妊娠中はホルモンの影響で体調や口内環境が変化しやすく、虫歯や口内トラブルが起こりやすい時期とされています。
そのため、のど飴をなめる際にも注意が必要です。
特に医薬品ののど飴の中には、妊娠中の使用を推奨していないものもあります。使用前に注意書きを確認し、不安な場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

〈のど飴に頼りすぎないために〉
のどの乾燥が気になるときは、まずこまめな水分補給でうるおすことを心がけましょう。
また、加湿器の使用や定期的な換気によって、室内の湿度を適切に保つことも大切です。

のど飴は、軽いのどの違和感があるときに役立つものです。連続してなめ続けるのではなく、間隔をあけて使い、医薬品・医薬部外品の場合は、表示されている使い方を必ず確認しましょう。

軽い刺激で続く咳は「咳過敏症」かも

こんにちは、デンネツ広報担当です。

エアコンの直風や柔軟剤の香り、たばこの煙、ちょっとした会話で急に咳き込む——。
こうした「場面が限られて起こる咳」が長引く人がいます。近年は「咳過敏症(咳過敏症候群)」という考え方で整理され、単なる体質の問題ではなく、気道の感覚が過敏になっている状態として捉えられるようになってきました。

〈咳過敏症とは〉
咳は、本来は異物を外に出すための体の防御反応です。ただ、風邪が治ったあとも8週間以上続いたり、軽い刺激で何度もぶり返したりする場合、気道が刺激に敏感な状態になっていることがあります。
のどの乾燥感やムズムズ感、咳が出そうになる感覚が続きやすく、夜間・早朝、気圧の変化、花粉の時期などに悪化しやすいのが特徴です。

〈日常でできること〉
自分の「トリガー(咳が出やすいきっかけ)」を把握し、仕事や外出時の回避策を用意しておくと安心です。
次のような環境や生活習慣の見直しが、基本的な対策になります。

・マスクを着用し、のどの乾燥を防ぐ
・冷暖房の風が直接当たらない位置に移動する
・食後すぐに横にならない
・辛い物や脂っこい物、カフェインは控えめにする

〈受診の考え方〉
咳が長く続く場合は、まず医療機関に相談することが大切です。一般的には呼吸器内科が窓口になりますが、鼻やのどの症状が強い場合は耳鼻科に相談しましょう。
診察では、重い病気がないかを確認しながら、咳ぜんそくや逆流性食道炎、アレルギーなど、咳の原因として考えられるものを一つずつ整理していきます。
「はっきりした原因がわからない」と感じる場合でも、症状の出方を伝えることが、次の判断につながることがあります。

〈受診時に伝えるとスムーズ〉
・いつ頃から咳が続いているか
・どんな場面で出やすいか(香り、冷気、会話、運動、時間帯など)
・これまで試した対策や薬、そのときの変化

軽い刺激で続く「長引く咳」は、このような考え方で整理できる場合もあります。無理に我慢せず、日常の工夫と相談の一歩を重ねることで、仕事や外出時の負担が軽くなる可能性があります。

毎日使うからこそ まな板のお手入れどうすればいい?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

料理に欠かせないまな板。ぱっと見はきれいでも、においや色移りが気になることはありませんか。実はまな板は、水分や食材の汁が内部に入り込みやすく、表面だけではわからない菌が残りやすい道具でもあります。

毎日使うものだからこそ、どのくらいお手入れすれば清潔に保てるのか、迷うのではないでしょうか。

〈素材別のお手入れ方法〉

● 木製
使用後はタワシで木の目に沿って水洗いします。肉や魚を切ったときや油分が気になる場合は、中性洗剤を使って洗っても大丈夫です。
熱湯消毒をする場合は、肉や魚のタンパク質が固まり汚れが落ちにくくなるため、湯をかけるのは仕上げだけにしましょう。
木製まな板は基本的に漂白剤が使えません。黒ずみやにおいが気になるときは、塩や重曹でこすってお手入れしてください。

● プラスチック
表面に傷がつくと汚れや菌が残りやすくなるため、金たわしなど硬いスポンジの使用は避けましょう。
汚れが気になる場合は、キッチン用漂白剤で漬け置きすると効果的です。
熱湯消毒も可能ですが、長時間さらすと変形するおそれがあるので注意してください。

● ゴム製
耐久性があり深い傷がつきにくく、吸水性が低いため、雑菌やカビが繁殖しにくい素材です。
使用後は水洗いし、スポンジやタワシで中性洗剤を使って洗います。
汚れが気になる場合は、キッチン用漂白剤で漬け置きしてください。
ただし、ゴム製まな板は熱湯で変形する可能性があるため、熱湯対応かどうか事前に確認が必要です。

〈毎日できる基本のお手入れ〉
・使用後はすぐに洗う
・熱湯が使える素材は、仕上げにさっとかけておく
・プラスチック・ゴム製は、週に一度程度の漂白剤による除菌もおすすめ
・しっかり乾燥させる

毎日の基本的なお手入れが、清潔な状態を保ついちばんの近道です。自分に合った方法で、無理なく続けていきたいですね。


牛乳が安全になるまで

こんにちは、デンネツ広報担当です。

「カエルを牛乳に入れると腐らない」というロシアの俗説をご存知ですか?荒唐無稽に聞こえますが、実際にカエルの皮膚には細菌の増殖を抑える成分が含まれていることがわかっています。昔話の真偽はさておき、「ミルク=細菌が増えやすい液体」をどう守るかという発想は、古くから人々の関心事でした。

〈かつて牛乳は“危険な飲み物”だった〉
乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」は、腹部症状の原因となることがあります。世界では成人の約75%が乳糖不耐とされています。

18〜19世紀には、家畜の牛から搾った乳を飲んで命を落とすことも珍しくありませんでした。米国中西部では、放牧牛が摂取した有毒植物(トレメトール)が原因で“ミルク病”が多発し、何千人もの人が被害にあいました。
また、1840年代の都市部では、牛乳の最大の消費者である5歳以下の子どもの死亡率が最大50%に達したといわれています。
糖とタンパク質が豊富な牛乳は、結核・ジフテリア・腸チフスなどの感染症や、大腸菌・サルモネラ・リステリアといった細菌が繁殖しやすい環境だったのです。

〈パスツールが変えたもの〉
細菌学者ルイ・パスツールが考案したのは、もともとワインの腐敗を防ぐための加熱処理(低温殺菌)でした。この原理が牛乳にも応用され、安全性が大きく向上します。
ただし普及には時間がかかり、アメリカで義務化されたのは20世紀初頭、イギリスでは1949年。日本では現在、超高温瞬間殺菌が主流となっています。

かつては命を脅かすこともあった牛乳ですが、科学の進歩と衛生管理の向上によって、いまでは毎日の食卓に欠かせない存在となりました。
安全は「当たり前」ではなく、多くの工夫と研究の積み重ねによって守られている――そんな視点を忘れずにいたいものです。

ネコ治療後に獣医師が死亡――マダニ媒介のSFTS疑いで三重県が注意喚起

こんにちは、デンネツ広報担当です。

2025年に三重県で「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」に感染していたネコの診療に関わった獣医師が亡くなり、県から注意喚起が出ました。獣医師にはマダニに刺された痕が確認されていないことから、感染した動物との接触(体液など)を通じた感染の可能性も考えられています。 

SFTSは、マダニが媒介するウイルス感染症です。毎年一定数の報告があり、重症化すると命に関わることもあります。 
「外で刺される病気」という印象が強い一方で、感染したイヌ・ネコの血液や唾液などの体液に触れる場面でも注意が必要とされています。 

〈SFTSの特徴〉
・主な感染経路:SFTSウイルスを保有するマダニに刺される 
・潜伏期間:おおむね1〜2週間程度 
・主な症状:発熱、強いだるさ、食欲低下、吐き気・下痢など
重症化すると血小板の減少による出血傾向、多臓器不全など 

〈マダニ対策〉
マダニは草むら、やぶ、畑、山林などに生息します。なお、家庭内のコナダニやヒョウヒダニとは別で、屋内のダニが原因でSFTSに感染するわけではありません。
・長袖・長ズボンで肌の露出を減らす
・虫よけ剤を活用する
・草むらに入った日は、帰宅後すぐにシャワー・着替えをして、体にダニが付いていないか確認する

〈ペットの対策〉
・定期的に予防薬を投与する
・散歩や外遊びのあと、被毛や皮膚をチェックする(首回り、耳の後ろ、わき、足の付け根など)
・発熱、元気がない、食欲が落ちた、嘔吐や下痢が続くなど、いつもと違う様子があれば早めに受診する


ペットが体調不良のときは、口の周りや排せつ物、血が付いたものに素手で触れないようにし、処理が必要な場合は手袋を使うなど、できる範囲で接触を減らしましょう。触れた後は、手洗いを丁寧に行い、手指に傷がある場合は特に注意します。 

「いつもの散歩」「いつものふれあい」の中に、リスクが増える場面があります。できる対策を習慣にして、自身とペットの体調変化に気づいたら、早めに医療機関・動物病院へ相談していきましょう。

 年末年始に広がるウイルス、どう防ぐ?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

年末年始は、人が集まる機会が多くなる季節。
家族での帰省、友人との食事、会社の行事など、楽しい時間が増える一方で、感染症のリスクも高まります。

〈冬に感染が広がりやすい理由〉
冬は空気が乾燥しやすく、ウイルスが空気中にとどまりやすい環境になります。さらに暖房の使用で湿度が下がると、喉や鼻の粘膜が乾燥し、ウイルスが侵入しやすくなります。
寒さで換気を控えることも、空気の滞留を招き感染を広げる一因になります。

〈感染を防ぐポイント〉
・こまめな手洗い、うがい、アルコール除菌を行う
・加湿器を使って室内の湿度を40〜60%に保つ
・1時間に1回を目安に、短時間でも換気を行う
・共有物(ドアノブ、スイッチ、スマホなど)は定期的に除菌する
・人が多い場所ではマスクを着用する。長時間使いっぱなしにせず、清潔なものに交換する。

また、体の抵抗力を保つことも大切です。
栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠、湯船で体を温めるなど、日頃の生活習慣を見直すことで免疫力の維持につながります。

ひとり一人の小さな心がけが、大切な人を守ることにつながります。
安心して新しい年を迎えられるよう、今年の冬は「衛生習慣の見直し」を合言葉に過ごしてみてください。

手荒れの原因は“清潔習慣”?見直したい手洗いとアルコール消毒


こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

感染症対策の意識が高まり、手洗いやアルコール消毒がすっかり日常の習慣になりました。

一方で、手荒れに悩む人が増えているのも現実です。

 

〈手荒れはなぜ起こるのか〉

手荒れとは、外部からの刺激で皮膚の水分が失われ、乾燥や炎症が起きている状態を指します。

皮膚は「皮脂膜」「角質層」「細胞間脂質(セラミドなど)」の3つの層が重なってバリア機能を作り、刺激や異物の侵入を防いでいます。

 

ところが、石けんや洗剤で皮脂膜を落としたり、強くこすって角質層を傷つけてしまうと、バリア機能が壊れて水分が逃げやすくなります。

特に手のひらや指先は皮脂の分泌が少ないため、乾燥や外部刺激の影響を受けやすく、手荒れが起こりやすい部位です。

さらにアルコール消毒には強い脱脂作用があり、皮膚の油分を奪うだけでなく、揮発時に水分も一緒に失われるため、乾燥が進みやすくなります。

こうしてバリア機能が低下すると、石けんやアルコールそのものが刺激となって炎症を引き起こし、「荒れが悪化する」悪循環に陥ってしまいます。

 

〈手洗いとアルコール消毒、どちらが効果的?〉

石けんによる手洗いもアルコール消毒も、感染症対策に有効です。

ただし、両方を続けて行うと皮膚への負担が大きくなります。

 

実は、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染予防には「石けんによる手洗いだけ」で十分な効果があるとされています。

厚生労働省や国立感染症研究所も次のように案内しています。

・石けんによる手洗いのあとにアルコール消毒は不要

・流水で手洗いができない場合のみ、アルコール消毒を使用する

 

つまり、水が使える環境では石けんによる手洗いを基本にし、アルコール消毒は外出先など限定的に使うのが理想的です。

皮膚へのダメージを減らしながら、感染対策も無理なく続けられます。

 

感染症対策のための手洗いや消毒は大切ですが、手の健康を守ることも同じくらい大切です。

石けんでの手洗いを基本に、アルコール消毒は必要な場面にとどめて、清潔で健やかな手を保ちましょう。

それが、感染症を防ぐ第一歩にもつながります。

恐竜にも呼吸器の病気があった? 首長恐竜の化石に“感染のあと”

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

新型コロナで呼吸器の病気が身近になりましたが、太古の生き物も無縁ではなかったようです。北米の博物館系研究チームの調査で、首長の大型草食恐竜ディプロドクスに「気嚢(きのう)」の炎症を示す痕跡が見つかりました。

 

対象となったのは、約1億5000万年前(ジュラ紀後期)のディプロドクスの化石です。骨の状態から、体内の空気袋「気嚢」周辺に炎症をうかがわせる変化が確認され、首の中を通る気嚢がダメージを受け、肺にも影響が及んでいた可能性が指摘されています。

 

〈恐竜は“鳥に近い呼吸”をしていた〉

一部の恐竜は、現代の鳥と同じように気嚢を使う効率的な呼吸システムを持っていたと考えられています。換気性能が高い一方で、病原体が入り込みやすい構造でもありました。実際、現代の鳥でも呼吸器感染症は珍しくありません。

 

〈原因として考えられるもの〉

化石から病原体を特定するのは困難ですが、鳥でよく見られるアスペルギルス症(カビの一種)、黄色ブドウ球菌、マイコプラズマ、クラミジアなどが候補として挙げられています。これらは鳥類だけでなく、爬虫類や哺乳類、そしてヒトでも呼吸器トラブルの原因となる病原体です。

 
 

〈恐竜時代にも“病気の風景”〉

別の恐竜化石でも上気道感染を示唆する報告があり、群れの中で感染が広がった可能性を示す研究もあります。今回の報告は、恐竜でも鳥に似た呼吸器感染が起きていたことを裏付ける貴重な証拠といえるでしょう。

 

数千万年の時を越えても、呼吸器の悩みは生き物共通の“あるある”。化石に残った小さなサインから、当時の暮らしや病気の姿が少しずつ明らかになっています。

水分補給が感染症予防につながる? 水分補給と感染症対策

こんにちは、デンネツ広報担当です。

風邪やインフルエンザが広がる季節、実は「水分補給」が感染症対策のカギになることをご存じですか?

 

〈乾燥するとウイルスが侵入しやすくなる〉

私たちの鼻や喉の内側には、ウイルスやほこりをキャッチして外へ押し出す働きをもつ「線毛(せんもう)」という細い毛があります。

この線毛がしっかり動くためには、粘膜の潤いが欠かせません。

しかし、空気が乾燥したり体内の水分が不足したりすると、粘液が減って線毛の動きが鈍くなってしまいます。

その結果、ウイルスが体内に入り込みやすくなるのです。

 

〈こまめな水分補給が“見えない防御力”に〉

汗をかいていなくても、呼吸や皮膚からは常に水分が失われています。

「喉が渇いた」と感じるときには、すでに体は軽い脱水状態。

成人の場合は1日あたり約1.5リットルを目安に、少しずつ分けて飲むのがおすすめです。

特に、人と会った後や外出後、起床時や就寝前などは、水分を意識して補いましょう。

 

〈「イオン飲料」で効率よく潤す〉

体に吸収されやすい「イオン飲料」を選ぶのもポイントです。

汗や呼気で失われる電解質(イオン)を補うことで、体内の水分保持を助けます。

研究では、乾燥した環境でイオン飲料を摂取した人は、水や何も摂らなかった人に比べて、鼻の粘膜機能の低下が大幅に抑えられたという結果も報告されています。

 

冬は暖房などで空気が乾燥しやすく、粘膜の潤いが失われがち。

室内の湿度を保ちながら、こまめな水分補給を意識することで、ウイルスに負けない環境づくりができます。

のどや鼻の潤いを守ることは、目に見えないけれど確かな“防御力”。

日々のちょっとした水分補給が、感染症を遠ざける第一歩になります。

コンゴ民主共和国で原因不明の急性疾患 発症後48時間で死亡例も

こんにちは、デンネツ広報担当です。

世界保健機関(WHO)は、中部アフリカのコンゴ民主共和国で原因不明の病気により50人以上が死亡したと発表しました。多くの患者が発症から48時間以内に急速に悪化していると報じられています。

 

〈これまでに分かっていることと現状〉

発生が確認されたのは同国北西部で、野生のコウモリを食べた子ども3人が発熱や下痢の後に出血して死亡。これまでに、少なくとも419人の感染と53人の死亡が確認されています。採取された検体の検査では、エボラ出血熱とマールブルグ病はいずれも陰性。一部の検体でマラリア陽性が確認されており、複合的な要因による可能性が指摘されています。

 

〈背景にあるリスク〉

WHOは、アフリカで野生動物由来の感染症(人獣共通感染症)が増加していることに警鐘を鳴らしています。コンゴ民主共和国では昨年も「X病」と呼ばれる集団発生があり、後に重症マラリアと判明しました。

 

今回も急速な症状悪化と多数の死亡例が報告されていますが、主要な出血熱は否定されています。原因解明には時間がかかる見込みです。過去の事例のように、別の感染症が背景にある可能性も考えられます。過度に不安視する必要はありませんが、信頼できる公的機関からの情報更新を確認していきましょう。

インフルエンザだけじゃない!秋〜冬に増える感染症





 こんにちは、デンネツ広報担当です。

秋が深まり、朝晩の冷え込みを感じるようになると、体調を崩す方が増えてきます。
「風邪かな?」と思っていたら、実は別の感染症だったということも少なくありません。

 

〈秋冬に流行する主な感染症〉
① インフルエンザ
毎年10月ごろから流行が始まり、12月〜3月にピークを迎えます。
高熱や咳、全身のだるさが特徴で、持病のある方は重症化しやすいため、予防接種が推奨されます。

 

② 新型コロナウイルス感染症
一年を通して発生しますが、特に秋冬は増加傾向にあります。
糖尿病や心疾患を持つ方は重症化しやすいため、ワクチン接種と基本的な感染対策が欠かせません。

 

③ ノロウイルス
11月ごろから流行し、冬にピークを迎えます。
嘔吐や下痢が主な症状で、家庭や学校、職場などで集団感染を起こしやすい感染症です。
脱水を防ぐために水分補給をしっかり行い、衛生管理を徹底しましょう。

 

④ RSウイルス感染症
乳幼児に多いと思われがちですが、大人も感染します。
軽い風邪のような症状でも、高齢者や持病のある方では肺炎に進行することがあります。

 

⑤ 溶連菌感染症
子どもに多い喉の感染症ですが、大人もかかります。
高熱や咽頭痛、発疹などが特徴で、放置すると腎炎などを起こすことがあります。

 

⑥ マイコプラズマ肺炎
咳が長く続くのが特徴で、秋から冬にかけて流行します。
肺炎や喘息の悪化を招くことがあります。

〈予防法〉
① 基本の生活習慣
・外出後の手洗い・うがいをしっかり行う
・人混みではマスクを着用する
・室内は換気と加湿を心がける(湿度40〜60%が理想)

  

② 生活リズムを整える
・栄養バランスのとれた食事を意識する
・適度な運動と十分な睡眠で免疫力を高める

  

③ ワクチンで予防する
・インフルエンザワクチンは毎年接種を
・新型コロナワクチンは最新情報を確認し、必要に応じて接種を
・肺炎球菌ワクチンは高齢者や持病のある方に推奨
・RSウイルスワクチンも承認されており、重症化リスクの高い方に効果が期待されています

 

④ 家族内感染を防ぐ
・食器やタオルの共用を避ける
・家族に発症者が出た場合は、マスク・手洗い・消毒を徹底する

秋は寒暖差や乾燥により、体調を崩しやすく感染症が増える季節です。
手洗い、マスク、ワクチンといった基本的な対策を続け、元気に冬を迎えましょう。

風邪やコロナが再発の引き金に?「休眠がん」を巡る最新知見

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

治療後もしばらく体内に潜み続ける「休眠がん細胞」。

最近の研究で、インフルエンザや新型コロナなどの呼吸器感染が、この眠っていた細胞を一時的に目覚めさせる可能性があることがわかってきました。

 

〈何がわかったのか〉

研究チームは、がんを経験したマウスにインフルエンザや新型コロナを感染させ、肺に潜んでいた休眠がん細胞の動きを追跡しました。

その結果、感染期間中に休眠細胞が一時的に活性化して増殖することが確認されました。感染が収まる頃には再び休眠に戻るものの、細胞数自体は大きく増えていたそうです。

 

鍵を握っていたのは、免疫反応で分泌される炎症性物質「IL-6」。

体を守るための炎症環境が、休眠がん細胞に“増えるチャンス”として利用されていると考えられています。

 

〈人でも起きているのか〉

まだ観察研究の段階ですが、ヒトでも同様の傾向が示されています。

がん寛解後の患者を追跡した複数の研究では、新型コロナに感染した人は、感染していない人に比べてがん関連死や肺転移のリスクが高い傾向が報告されています。

因果関係を断定できる段階ではありませんが、「呼吸器感染が再発リスクに影響する可能性」が、今後の臨床で注目されています。

 

とはいえ、過度に不安になる必要はありません。

ワクチン接種や、体調・流行状況に応じたマスク、手洗い、換気など、基本的な感染対策を続けることが大切です。

気になる症状や不安がある場合は、早めに専門医へ相談しましょう。

トウガラシはなぜ辛い?――“菌類から実を守る”自己防衛だった

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

トウガラシの鋭い辛さは、人間の味覚を刺激するだけのものではありません。実の内部に侵入してくる有害な菌類(カビなど)を退けるための“防御装置”として進化してきた可能性が高いことが研究で示されています。

 

トウガラシに多く含まれる辛味成分「カプサイシノイド」は、実の表面に傷がつきやすい部分ほど濃く分布していることがわかりました。野外調査では、同じ野生種でも地域や環境によって“辛さの強い個体”と“ほとんど辛くない個体”が混在しており、虫の被害が多い場所ほど辛味が強くなる傾向が観察されています。

 

室内実験では、カプサイシノイドが菌類の増殖や侵入を抑える一方で、虫そのものの攻撃は防げないことも確認されています。

つまり、「虫がかじって開けた小さな穴から、菌類が入り込む」というルートをふさぐために“辛さ”が働いている、という見立てです。

 

植物にとっては、実を菌類から守りつつ、鳥などに食べてもらって種を運んでもらうのが理想的な戦略です。辛さが“盾”の役割を果たすことで、完熟までの時間を稼ぎ、次世代へ確実にバトンを渡すことができます。

 

トウガラシの辛さは、実を守るための“戦略”だった――。

私たちが日々味わうその刺激の裏側には、植物のしたたかな生存戦略が隠れています。

吸血鬼の正体は感染症?


こんにちは、デンネツ広報担当です。
ハロウィンの時期になると、吸血鬼の仮装をした人をよく見かけますね。吸血鬼といえば、オオカミやコウモリとともに現れ、水やにんにく、日光や十字架を嫌い、夜になると凶暴になる――そんなイメージがあると思います。

実は、この「吸血鬼」伝説には感染症が関係しているという説があるのをご存じでしょうか?

その正体といわれているのが、恐ろしい感染症「狂犬病」です。

 

〈狂犬病とは?〉

狂犬病は、犬やコウモリなどにかまれることで感染するウイルス性の病気です。

一度発症すると、ほぼ100%死亡する非常に危険な感染症として知られています。


主な症状には、以下のようなものがあり、「吸血鬼の特徴」と重なる点が見られます。

・異常な興奮や攻撃性

・恐水症(水を飲めなくなる)

・光やにおいへの過敏反応

・かみつき行動

 人間ではほとんど見られませんが、動物(特に犬やコウモリ)では攻撃的になってかみつくことがあります。


〈なぜ伝説になったのか〉

18〜19世紀のヨーロッパでは、狂犬病が多くの命を奪っていました。

当時は病気の正体も治療法も分からず、発症した人の異常な行動や突然の死を目の当たりにした人々は、「何かに取りつかれた」「吸血鬼にされた」と信じていたといわれています。

また、発症者が夜間に興奮状態を示すこともあり、「夜に現れる吸血鬼」というイメージにつながったとも考えられています。


〈海外では今も注意が必要〉

日本は「狂犬病清浄国」ですが、海外では今も多くの地域で感染が報告されています。

アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどでは特にリスクが高く、旅行中に犬やコウモリなどの動物にかまれた場合、帰国後に発症する可能性もあります。

もし海外で動物にかまれたり引っかかれたりした場合は、すぐに現地または帰国後の医療機関で相談しましょう。

吸血鬼伝説のように、恐ろしい話の背景にも実際の病気が隠れていることがあります。

正しい知識を持って、見えない感染症リスクから自分と周りを守りましょう。

安全に気をつけながら、楽しいハロウィンをお過ごしください。

祝勝ムードでも「川ダイブ」はNG―都市河川の水質と健康リスク

こんにちは、デンネツ広報担当です。
優勝やイベントの盛り上がりで、川へ飛び込む“お祭り行為”が話題になります。外傷や溺水の危険もありますが、感染症のリスクも見過ごせません。

〈なぜ危険?〉
・大腸菌が多い
都市河川の水質調査では、100mLあたり数百〜数千の大腸菌が検出される例があります。汚染された水を飲み込んだりすることで、腸管感染症を発症する可能性が。腸管感染症は、出血を伴う下痢や腹痛を引き起こすことがあります。

・多様な細菌による体調不良
大腸菌以外にも様々な細菌により、下痢、嘔吐、結膜炎(目の充血)など、思わぬ症状につながる場合があります。

遊歩道や景観整備で一見きれいに見える川でも、安全というわけではありません。気温や水温によっては、細菌が増えやすい環境になることもあります。
お祝いムードに盛り上がるのは楽しいことですが、都市河川への飛び込みは見た目以上にリスクの大きい行為です。安全を最優先に、喜びを分かち合いましょう。

エムポックス「クレードⅠb」が国内で初確認

こんにちは、デンネツ広報担当です。
アフリカで流行している、「クレードⅠb」タイプのエムポックス感染が、日本で初めて確認されました。

 

エムポックスはこれまで日本国内でも感染が確認されていましたが、そのうち型が確定できたのはクレードⅡ(Ⅱb)のみでした。

〈エムポックスとは〉
かつて「サル痘」と呼ばれていた感染症で、主な症状は発疹や発熱です。

一般的に、症状は感染から1〜2週間ほどの潜伏期間を経て現れます。発疹は体の一部から始まり、段階的に変化していくのが特徴です。

エムポックスウイルスは、2つのグループに分かれており、2023年以降にヒトの間で持続的に伝播して流行を起こした型が「クレードⅠ」と位置付けられています。

・中央アフリカに常在するクレードⅠ(Ⅰa/Ⅰb)

・西アフリカに常在するクレードⅡ(Ⅱa/Ⅱb)

a.bの違いは、アフリカのみで見つかっている…a/アフリカ以外でも確認されている…b だということです。


〈受診の目安〉
次のような場合は、早めに医療機関や相談窓口に連絡しましょう(受診前に電話で相談できると安心です)。
・発疹と発熱があり、最近アフリカなど流行地域に渡航した
・患者と濃厚に接触した可能性がある
・発疹が痛む、数が増えるなど症状が悪化している

〈日常でできる予防のポイント〉
・体調不良の人との密接な接触や、発疹・皮膚病変への直接接触を避ける
・こまめな手洗い、手指消毒を習慣にする
・タオルや寝具、食器などの共用は控える
・体調に不安があるときは無理をせず、早めに相談する

国内で初めてクレードⅠの感染が確認されましたが、過度に不安になる必要はありません。

手洗いうがいなどの基本的な感染症予防をしっかり行い、最新の公的情報を確認して落ち着いて対応しましょう。

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