除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

同じようで実は違う!殺菌・除菌・消毒の違い

こんにちは。株式会社デンネツ、広報担当です。
日常生活や業務の中で頻繁に目にする「殺菌」「除菌」「消毒」という言葉。
これらの違いを正しく理解されているでしょうか。
一見似ているように見えますが、それぞれには目的や使用場面に応じた明確な違いがあります。

 

【殺菌とは?】
「殺菌」とは、細菌などの微生物を死滅させることを目的とした処理です。
この表現は主に医薬品や医薬部外品に限定して使用が認められており、特定の菌に対して有効性が証明された製品にのみ表示が許されています。
医療機関や食品加工現場など、極めて高い衛生レベルが求められる環境で用いられます。

 

【除菌とは?】
「除菌」は、対象物の表面に付着した菌の数を減少させ、清潔な状態を保つことを目的としています。
テーブル、ドアノブ、スマートフォン、子どものおもちゃなど、日常的に触れる場所での使用が一般的です。
あくまで菌を「減らす」処理であり、完全に取り除くわけではありませんが、日々の衛生管理に取り入れることで清潔な環境を維持できます。

 

【消毒とは?】
「消毒」とは、病原性を持つ菌やウイルスを無毒化し、感染力を失わせることを目的とした処理です。
医療現場だけでなく、感染症が流行する季節には、手指・ドアノブ・トイレの便座など感染リスクの高い箇所に対する消毒が重要です。
ウイルスや細菌の拡散を防ぎ、安全な環境を保つための基本的な対策といえます。

 

違いをまとめますと

 
  • 殺菌:菌を死滅させる。医薬品にのみ使用される表現。
  • 除菌:菌の数を減らして清潔を保つ。日常的な衛生管理に適している。
  • 消毒:病原体を無毒化し、感染リスクを抑える。医療・感染予防に有効。
 

それぞれ目的や効果が異なるため、使用する場面に応じて適切に選択し、正しく使用することが大切です。
迷われた際は、製品パッケージに記載されている用途や成分表示をご確認のうえ、判断されることをおすすめいたします。

【抗生物質は万能ではない?意外と知らない薬の話】

こんにちは、デンネツ広報担当です!

 

風邪をひいたとき、病院でもらう薬=抗生物質だと思っていませんか?

実は、風邪には抗生物質が効かないのです。

今回は、意外と知られていない“薬のお話”をわかりやすくご紹介します。

 


【風邪に抗生物質は効かない】

抗生物質が効くのは「細菌」に対してだけなんです。しかし、風邪のほとんどは「ウイルス」が原因です。 つまり、風邪をひいたときに抗生物質を飲んでも、効果はほとんどありません。

 



【抗生物質が効く細菌による感染症】
・中耳炎
・扁桃炎(溶連菌)
・肺炎
・尿路感染症 など

【抗生物質が効かないウイルスによる感染症】
・風邪
・インフルエンザ
・ノロウイルス
・手足口病 など

 

ウイルスには抗生物質は効きませんが、これらの感染症には、症状を和らげるための対症療法や、必要に応じて抗ウイルス薬が使われることもあります。

 


【耐性菌(たいせいきん)の問題】

抗生物質を必要ないときに使いすぎると、薬が効かない菌が増えてしまうこともあります。
「必要なときに、正しく使う」ことが非常に大切です。

 



【風邪をひいたときに効果的な対策】
1.しっかり休む

2.水分補給

3.消化の良い食事

4.症状に合わせた対症療法(※市販薬や処方薬)

 

 ・熱が高ければ解熱剤

 ・鼻水や咳がつらければそれぞれの症状に合った薬

 →「治す」薬ではなく、「楽にする」ための薬と考えましょう。

 



抗生物質は、必要なときに適切に使うことで効果を発揮します。
薬が効かなくなるリスクを防ぐためにも、正しい知識を持ち、安心・安全に使っていきましょう。

風邪予防にうがい薬は本当に必要?

こんにちは。デンネツ広報担当です。

風邪が流行し始めるこの季節、うがい薬を使って予防しようとする方も多いのではないでしょうか。

しかし実は、「水だけのうがい」が風邪の予防にとても効果的であることをご存じですか?

 

〈京都大学の研究が示した“水うがい”の効果〉

京都大学の研究では、387名を「水うがい」「ヨード液うがい」「うがいなし」の3グループに分け、2か月間にわたって調査を実施しました。

その結果は以下の通りです。

 

・水うがいを行ったグループでは、風邪の発症率が約40%減少

・うがい薬を使ったグループでは、約12%の減少

 

このことから、水うがいの方がより高い予防効果を示すことが科学的に明らかになりました。

 

〈うがい薬を常用しない方がよい理由〉

口やのどには、「常在菌」と呼ばれる身体を守る働きを持つ菌が存在しています。

うがい薬を頻繁に使用しすぎると、これらの“良い菌”まで殺菌してしまい、防御力が低下してウイルスに感染しやすくなる恐れもあります。

 

つまり、重要なのは「殺菌すること」よりも「洗い流すこと」。

水だけのうがいでも、ウイルスをしっかりと排除することが可能なのです。

 

〈正しい水うがいの方法〉

1.まず手をきれいに洗う

2.口を軽くすすいでから、水を含んでのどの奥で5秒ほどガラガラ

3.これを数回繰り返す

 

日常的にこの習慣を取り入れることで、風邪予防の効果が期待できます。

 

〈うがい薬の使いどきは?〉

「それでは、うがい薬はまったく不要なの?」と思われるかもしれません。

決してそうではなく、感染が拡大している時期や、のどに違和感があるときなど、

一時的に使用することには意味があります。

その際は、必ず使用方法を守って正しく使うようにしましょう。

 

〈大切なのは“使い分け”〉

日常の予防には → 水うがい

感染が気になる場面では → うがい薬

 

「どちらが良いか」ではなく、場面に応じて正しく使い分けることが風邪予防の鍵です。

この機会に、「正しいうがいの選び方」に目を向けてみてはいかがでしょうか?

風邪をひきやすいのは「呼吸」のせいかも?

こんにちは。デンネツ広報担当です。

 

「最近、朝起きてもスッキリしない…」「なんとなく体調がすぐれない…」そんなことはありませんか?

もしかすると、無意識にしている「口呼吸」が原因かもしれません。

 
 

〈口呼吸と鼻呼吸の違い〉

口呼吸では、冷たく乾燥した空気が直接のどや肺に入り込み、粘膜が乾いて炎症を起こしやすくなります。

一方で、鼻呼吸では鼻毛や粘膜がウイルスや細菌をとらえ、空気を加湿・加温してから体内に取り込むため、感染症から体を守る役割を果たします。

つまり、口呼吸ではこうした“防御機能”が十分に働かず、病原体が体内に侵入しやすくなってしまうのです。

 
 

〈口呼吸が引き起こすのは風邪だけじゃない〉

・虫歯や歯周病のリスク増加

・いびきや睡眠の質の低下

・口臭やのどの乾燥・不快感

・子どもの歯並びや顔つきに影響することも

 

〈今日から始められる!口呼吸を防ぐ方法〉

・日中も鼻呼吸を意識する

・正しい姿勢を心がける(猫背は口呼吸の原因に)

・鼻づまりをこまめにケアする

・就寝時は「口閉じテープ」の活用もおすすめ

 

毎日のちょっとした意識が、風邪を寄せつけない体づくりの第一歩になります。

「鼻呼吸」を習慣にして、健康な毎日を目指しましょう!

手で握ったおにぎりは危険?おにぎりの菌リスクに注意!

こんにちは、デンネツ広報担当です!

 

遠足やお出かけの予定が増えるこの時期、お弁当の定番と言えばやっぱり“おにぎり”ですね。

身近で手軽な料理だからこそ、意外と見落としがちなのが“衛生管理”です。条件次第で「ある菌」が増えてしまうことがあります。

その菌の名前は「黄色ブドウ球菌」です。

この菌は人の手指や鼻の中などに存在する常在菌で、素手で握ったおにぎりに付着し、常温で放置すると増殖し、毒素を作り出します。

 

〈黄色ブドウ球菌ってどんな菌?〉

黄色ブドウ球菌は、皮膚や鼻の中など、私たちの身近に存在する菌のひとつです。

おにぎりを素手で握った際に付着する可能性があり、そのまま常温で放置しておくと、菌が増えて毒素を出すことがあります。この毒素は加熱しても壊れないため、作った後の保存状態に特に注意が必要です。

〈食中毒を引き起こす原因は?〉

 黄色ブドウ球菌が作り出す毒素により、食後1〜6時間以内に急激な吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れることがあります。特に暑さで菌が繁殖しやすくなる夏場や、お弁当を長時間持ち歩く機会が多いお花見シーズンは注意が必要です。

 

〈特に増えやすい状況は?〉

・炊きたてご飯で作ってすぐに常温で放置した場合

・長時間持ち歩く行楽弁当

・手指の衛生が不十分なまま素手で調理した場合

 

温かいまま置いておくと、おにぎりの中のように空気が届きにくい場所で菌が増えやすくなります。

 

〈食中毒を防ぐためのひと工夫〉

・おにぎりはラップや手袋を使って握る。

・作った後はしっかり冷ます。または、できるだけ早く食べる。

・お弁当には保冷剤や保冷バッグを使う。

 

手洗いなど基本的な衛生管理をしていれば、過度に怖がる必要はありません。

ちょっとした工夫や気づかいが、見えないリスクをぐっと減らしてくれます。

 気温が高くなるこれからの時期、食中毒には十分注意し、元気に過ごしていきましょう!

インフル、コロナ、風邪も「5類」…学校や会社は休むべき?

こんにちは、デンネツ広報担当です。
新型コロナウイルスが「5類感染症」に移行して、まもなく1年が経過します。現在では、インフルエンザや風邪を含め、感染症への対応に迷う場面が増えてきました。

 


「みんな5類になったなら、もう休まなくてもいいのでは?」
そう思う方もいるかもしれませんが、現場での対応判断は依然として難しいのが現状です。

 

感染症法における「5類」への分類は、行動制限の強制力を伴わないものです。医療機関の受診や入院措置が義務ではなくなり、発症後の外出や登校・出勤についても、本人や周囲の判断に委ねられるケースが増えました。

 

しかし、感染力や症状の重さはウイルスごとに異なります。
たとえば、インフルエンザは発症翌日から数日間、ウイルス量が増加し、他人に感染させやすい状態が続きます。新型コロナウイルスも同様で、たとえ軽症であっても感染リスクは残ります。

 

厚生労働省は、学校保健安全法に基づき「発症から5日が経過し、かつ解熱から24時間が過ぎるまでは登校を控えることが望ましい」としています。企業向けのガイドラインでも、自主的な休養と周囲への配慮が推奨されています。

 

「法律で決まっていないから大丈夫」と捉えるのではなく、自分の体調やまわりの状況を考慮し、適切な行動をとることが求められています。体調に不安があるときは無理をせず、他者への感染を防ぐためにも、出勤や登校を控える判断が引き続き大切です。

【寄生虫感染症で最多報告数!アメーバ赤痢とはどんな病気?】

こんにちは、デンネツ広報担当です。

皆さんは「アメーバ赤痢(正式名称:赤痢アメーバ症)」という感染症をご存じでしょうか?

日本ではあまり知られていないものの、実は寄生虫感染症の中で最も多く報告されている疾患です。今回は、この意外と身近な「アメーバ赤痢」について、病気の概要や症状、感染経路などをわかりやすくご紹介します。

 

〈赤痢アメーバ症とは?〉

赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)という微小な寄生虫が、大腸に感染して炎症を引き起こす病気です。

この寄生虫は、感染者の便とともに排出された後も、特に**「シスト型」と呼ばれる状態**では環境中で長期間生存し、感染力を保ち続けます。

そのため、無症状の保菌者からも感染が広がるリスクがあります。日本ではあまり馴染みがないように思えるかもしれませんが、実際には年間数百件以上の感染報告があり、誰にでも感染の可能性があります。

 

〈どんな症状が出るのか?〉

・腹痛

・下痢や血便

・発熱、倦怠感、体重の減少

 

こうした症状が長引くと、腸に出血が起こったり、重症化する恐れもあります。「いつもの下痢かな」と油断せず、気になる症状が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

 

〈感染経路は?〉

主な感染経路は「経口感染」と「糞口感染」です。特に赤痢アメーバの「シスト型」は感染者の便から環境中に排出されるため、汚れた手で食事をしたり、十分に洗浄されていない野菜を生で食べたり、汚染された水や氷を口にすることで体内に入り感染することがあります。

 

赤痢アメーバ症は、薬で治療可能な感染症です。

体調に異変を感じた場合は早めに医療機関を受診し、周囲に感染を広げないよう対策をとることが大切です。

水俣病は感染症?――公害病についてご存じですか

こんにちは、デンネツ広報担当です。

先日、ある地域で配布されたカレンダーに「水俣病は感染症」と誤って記載されていたことが話題となりました。

 

水俣病は、かつて熊本県水俣市周辺で発生した日本の代表的な公害病のひとつです。

授業で耳にしたことがあるという方も多いかもしれませんが、どのような病気だったか、覚えていますか?

 

これは、工場から排出された有機水銀が海に流れ込み、それを体内に取り込んだ魚や貝を人が食べたことで発症した病気です。人から人へ感染することはありません。

当時、水俣病の患者やその家族は、「うつる病気ではないか」という誤解や偏見に長い間苦しめられていました。

 

現在では、当時のような有機水銀による深刻な健康被害が発生する可能性はほとんどないとされています。

それでも、水俣病の歴史を正しく理解することは、誤解を防ぎ、同じような公害を再び起こさないために重要です。

 

病気や公害に対する正しい知識を持つこと。それが、未来の健康と環境を守る第一歩になりますね。

清潔・快適に使うためのトイレマナー

こんにちは、デンネツ広報担当です。

皆さんは飲食店などでトイレを利用した際、「トイレのフタを閉めてください」という貼り紙を見かけたことはありませんか?

実は、フタを閉めることにはさまざまな理由があるのです。

今回は、衛生面の豆知識とともに、フタを閉めることのメリットをご紹介します。

 

■トイレのフタを閉めることで得られるメリット

トイレを流す際にフタを閉めるのは、飛沫の飛散を防ぐためとよく言われますが、近年の研究では「フタを閉めても開けていても飛散量に大きな差はない」という説も出てきています。

 

それでも、フタには以下のような役割があります。

 

・便器内の水(封水)への異物落下を防ぐ

・便器の見た目を美しく整える

・断熱効果を高める(特に温水洗浄便座・暖房便座の場合)

 ※温水洗浄便座や暖房便座は電気で便座を温めています。

  フタを閉めることで熱の放散を防ぎ、節電にもつながります。

 

たった一つの習慣、「便座のフタを閉めて流す」だけで、トイレ空間をより清潔で快適に保つことができます。

衛生的で見た目もスマート、さらにエコにもつながるこの習慣。

ぜひ、今日から意識してみてください!

お風呂でリラックスが感染症対策になる理由とは?

こんにちは、デンネツ広報担当です!

春らしいぽかぽか陽気の日が増えてきましたね。新しい季節の始まり、皆さんは体調を崩されていませんか?

暖かくなると「そろそろシャワーだけでいいかな」と思う方も多いかもしれませんが、実は春こそ、しっかり湯船に浸かることが健康維持には欠かせません。

今回は、春のお風呂が健康管理に役立つ理由と、安心・安全に入浴するためのポイントについてご紹介します!

 

〈春こそお風呂が大切な3つの理由〉

① 朝晩の寒暖差で免疫力が低下しやすい

春は寒暖差が大きく、体温調節が難しい季節です。体が冷えると免疫力が下がり、風邪や感染症のリスクが高まります。

湯船で体をしっかり温めることで、体温を維持して免疫機能をサポートしましょう。

 

② 冬の疲れが春に表れやすい

春は自律神経が乱れがちな季節でもあります。冬に蓄積した疲れや冷えが、春先に体調不良として現れることも。

お風呂で血行を促進することで、自律神経のバランスを整え、心身ともにリフレッシュできます。

 

③ 花粉&ウイルス対策にも効果的

花粉症の方は、お風呂で全身に付着した花粉をしっかり洗い流すことが大切です。

さらに、春は気温の上昇に反して湿度が下がり、ウイルスが活発になりやすい時期でもあります。

お風呂の蒸気で鼻や喉の粘膜を潤すことで、ウイルスや花粉の侵入を防ぐ効果も期待できます。

 

〈安全に効果を高める入浴ポイント〉

・38〜40℃程度のぬるめのお湯に15分ほど浸かりましょう(熱すぎるお湯は、かえって疲労や血圧上昇の原因に)

・脱衣所や浴室との温度差にも注意を(急激な温度変化はヒートショックのリスクを高めます。入浴前に脱衣所を暖める、浴室の扉を閉めておくなど工夫を)

・入浴前後にはコップ1杯の水を飲み、水分補給を忘れずに

・寝る前の入浴は、リラックス効果に加え、睡眠の質の向上や免疫力アップにもつながります

 

「もうシャワーだけでいいかな」と思いがちですが、春こそ湯船に浸かることで、季節の変わり目の体調管理がぐっと楽になります。

寒暖差による負担を軽減し、免疫力を高めるためにも、この春もお風呂習慣を無理なく続けてみてくださいね!

気づかぬうちに感染!? 無症状でも広がるウイルスとは?

こんにちは、デンネツ広報担当です!

春の訪れとともに寒暖差が大きくなり、体調を崩しやすい季節ですね。皆さん、お元気でしょうか?

 

この時期は風邪や花粉症が気になりますが、実は「無症状でも感染を広げるウイルス」にも注意が必要です。

 

「元気だから大丈夫」と思っていても、知らないうちにウイルスを拡散してしまうことがあります。

今回は、症状がなくても感染が広がる要注意ウイルスについてお話しします。

 

〈 無症状でも感染を広げるウイルス 〉

① コロナウイルス

→ 約40%が無症状感染。会話をするだけでも飛沫が飛び、気づかないうちに感染を広げてしまうことがあります。

 

② インフルエンザ

→ 発症する1日前から感染力があるため、職場や学校で「知らない間にうつしていた」というケースが多発しています。

③ ノロウイルス

→ 症状がなくてもウイルスを持っている人がいるため、手を介して食品を汚染し、爆発的に感染が広がることがあります。

 

④ 麻疹(はしか)

→ 発疹が出る4日前から感染力が非常に強く、空気感染するため、同じ部屋にいるだけで感染する可能性があります。

「症状が出ていない=感染していない」わけではありません。

 

特にインフルエンザやコロナウイルスは、「症状が出る前の1〜2日間が最も感染力が強い」と言われています。

そのため、自分では気づかないうちに、大切な人にウイルスをうつしてしまうリスクがあります。

 

今すぐできる感染予防!

□マスクの着用(特に人混みや会話をする場面で)

□ 手洗い・手指消毒(無意識のうちに触れたものからの感染を防ぐ)

□換気&適度な距離の確保(飛沫の拡散を抑える)

□体調が良くても予防を意識する

 

「もしかして、知らないうちに誰かにうつしていたかも…?」と不安に思った方は、今すぐできる対策を実践してみてください!

家の中で最も菌が多い場所はどこか知っていますか?

こんにちは、デンネツ広報担当です!

新生活が始まり、住まいの衛生環境を見直す機会が増える季節ですね。

さて、「家の中で最も菌が多い場所」はどこだと思いますか?

 

多くの方が「トイレ」と考えるかもしれませんが、実は便座よりも菌が繁殖しやすい場所があるんです。

今回は、特に注意すべき3つのポイントをご紹介します!

 

新生活に要チェック!菌が多い3つの場所

■ キッチンスポンジ

家庭内で最も菌が多いとされるのがキッチンスポンジ。湿気や食べカスが残りやすく、細菌が急速に増殖する環境が整っています。

 

【対策】

◎ 週1回の交換

◎ 熱湯消毒

◎ 電子レンジ(600Wで1分加熱)で除菌

 

■ シンクの排水口

食べカスや油汚れが溜まりやすく、湿気も多いため、雑菌の温床になりがちです。

 

【対策】

◎ 重曹+クエン酸で定期的に掃除

◎ 週1回の熱湯消毒

◎ ヌメリ防止のためこまめに清掃

 

■ 蛇口の付け根

水滴がたまりやすい場所は、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

 

【対策】

◎ こまめに拭き取り、乾燥させる

◎ 定期的にアルコール除菌

 

これらの場所を放置すると、食中毒や感染症のリスクが高まります。

特にキッチンスポンジにはサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌などの危険な細菌が繁殖しやすいため、適切な管理が欠かせません。

 

毎日のちょっとした工夫で、清潔で快適な暮らしを守りましょう!

ウイルスの運び屋・エアロゾルとは?





こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

コロナ禍で「飛沫」という言葉をよく耳にしたかと思いますが、実は「エアロゾル」という微細な粒子もウイルスを含んで空気中を漂うことがあります。

では、どのようにすればエアロゾルに含まれるウイルスを減らすことができるのでしょうか?今回はその仕組みと予防策についてお伝えします。

 

〈エアロゾルとは?〉

エアロゾルとは、空気中に浮かぶ非常に小さな粒子のことを指します。くしゃみや咳によって飛び散った飛沫が蒸発し、さらに微細な粒子となったものがエアロゾルです。

 

〈エアロゾルによる感染の仕組み〉

エアロゾルは空気中を長時間漂うため、換気の悪い場所ではウイルスを含んだエアロゾルが蓄積し、感染リスクが高まります。

例えば、無症状の感染者が会話をするだけでも、エアロゾルを介してウイルスが広がる可能性があります。

 

〈エアロゾルを防ぐ方法〉

・こまめな換気を行い、エアロゾルの滞留を防ぐ。

・不織布マスクや医療用マスクを着用し、飛沫の発生を抑える。

・適切な空気清浄機を使用し、室内の空気を浄化する。

・加湿を適切に行い、エアロゾルの拡散を抑制する。

自分自身や周りの人を守るために、エアロゾル対策を意識しましょう。


                            

図書館・施設管理者の皆さまへ|本に潜むカビ・細菌から感染症のリスク!?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

3月が目前となりましたが、まだまだ寒い日が続きますね。

 

図書館・施設管理者の皆さまは、図書館を利用する方が増える春、貸出用図書の衛生管理は万全でしょうか?

多くの利用者が手に取る本には、見えない細菌やウイルスが付着する可能性があり、安心して本を利用できる環境づくりが求められます。

 

本は湿気を吸いやすく、長期間放置されたものにはカビや細菌が潜んでいることがあります。

カビは細菌を引き寄せることがあり、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす原因にもなります。

特に小さなお子さんや持病をお持ちの方は注意が必要です。

 

カビは湿度60%以上の環境で数日~数週間で繁殖し、温度が15℃~30℃になると成長が加速します。

また、細菌は湿気や汚れが多い場所で増殖しやすく、手を介して本に付着することもあります。

特に長年本棚に眠っている古い本は、こうしたリスクが高まります。

 

そこで、紫外線(UV-C)除菌の導入をおすすめします。

紫外線の力によって書籍を傷めることなく、短時間で除菌が可能です。

デンネツ殺菌ブッククリーンCOCOCHI(ここち)なら、大腸菌や黄色ブドウ球菌、クロコウジカビ、そして新型コロナウイルス等さまざまな雑菌から大切な本を守ることが可能です。

 

利用者の安心・安全のために、ぜひ紫外線除菌の導入をご検討してはいかがでしょうか?

感染症リスクが急上昇!?手洗いを怠る危険性

こんにちは、デンネツ広報担当です。

コロナ禍で習慣化した「手洗い」、最近おろそかになっていませんか? 

実は、手洗いを怠ることで、感染症リスクが予想以上に高まる可能性があります。

 

<手を洗わないとどうなる?>

私たちの手は、ドアノブやスマホ、公共設備などに触れるたびに、目に見えないウイルスや細菌が付着しています。手を洗わずにいると、それらが長時間残り、無意識のうちに体内へ取り込まれるリスクが高まります。

 

<手洗い不足で感染リスクが急上昇>

研究によると、手を洗わないと手指に最大100万個のウイルスが付着する可能性があるとされています。適切な手洗いを怠ると、ウイルスや細菌が残りやすくなり、感染症にかかる確率が大きく上昇します。

<手洗いのタイミングと正しい方法>

感染リスク低減には、以下のタイミングを意識することが重要です。

 

□ 外出後:公共の場で触れた物にウイルスや細菌が付着している可能性がある

□ 食事前:汚れた手で食べ物を触ると、ウイルスや細菌が体内に侵入する恐れがある

□ トイレ後:便座やドアノブにウイルスが付着していることがある

□ 咳やくしゃみの後:口や鼻を触った手にはウイルスが付きやすい

 

正しい手洗いのポイントは、指の間や爪の周りまでしっかり洗うこと。

毎日の丁寧な手洗いで、感染リスクを最小限に抑えましょう!

ウイルス性胃腸炎の感染対策!感染を広げない看病のポイント

こんにちは、デンネツ広報担当です。

ウイルス性胃腸炎は毎年冬に流行し、一人が感染すると2~4人に広がるほど感染力の強い病気です。適切な予防と対策を心がけましょう。

 

〈ウイルス性胃腸炎とは〉

ウイルス性胃腸炎は、主にノロウイルスやロタウイルスが原因となり、冬季に流行する感染症です。急な下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れ、特に子どもや高齢者は脱水症状を起こしやすいため注意が必要です。

 

感染経路の多くは接触感染です。家庭内では食器やタオルの共有が多いため、感染拡大を防ぐための対策が欠かせません。

 

〈感染を防ぐポイント〉

①手洗い

トイレの使用後や嘔吐物処理後は、石けんを使ってしっかり手を洗いましょう。アルコール消毒だけでは不十分です。

 

②吐物・排泄物の処理

手袋・マスクを着用し、ペーパータオルで拭き取った後、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)で消毒。汚物は密閉袋に入れて廃棄してください。

 

③衣類やリネン類の洗浄

衣類や寝具は熱湯消毒(60℃以上)または漂白剤で洗い、ウイルスを除去しましょう。

 

④換気

定期的に窓を開け、空気を入れ替えて室内の衛生環境を整えましょう。

 

⑤食事管理

生ものや加熱が不十分な食品は避けるようにしましょう。

     

また、感染者専用のタオルや食器を用意し、共用を避けることが重要です。症状が治まった後も1~2週間はウイルスが排出されるため、予防策を継続しましょう。

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