除菌関連・感染症対策の
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アウトドアでは要注意! 感染症を引き起こす厄介な虫「マダニ」

桜が徐々に咲きはじめ、暖かくなってきたことによって外出もしやすくなりました。
暑すぎず寒すぎないこの時期は、外に出て登山やキャンプなどアウトドアに最適です。


こんな時期に気をつけたいのは、マダニから媒介する感染症。
マダニとはダニの一種で、森林や草むら、藪などに生活しており、恒温動物に張り付いて体表から血を吸います。
マダニはさまざまな感染症を媒介することでも有名で、ライム病、日本紅斑熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群など非常に危険な感染症を引き起こします。
その中でも重症熱性血小板減少症候群は2010年代半ばに感染例が初めて確認された感染症で、日本国内でも被害が増えつつあります。
国内でも3月にマダニに噛まれたことによって重症熱性血小板減少症候群に感染した女性が死亡しています。
女性は普段から行っていた家庭菜園の草取りの際に噛まれたそうです。


マダニの多い場所で活動する方はできる限り肌の露出を控え、マダニのいそうな場所から戻ったら衣類や体にマダニがついていないかを確認しましょう。

覚えておきたい花粉症・コロナの症状の違い

3月に入り、徐々に暖かい空気がやってきました。
過ごしやすい気温ですが、この季節、悩ましいのは「花粉」です。
スギなどの花粉は地域によりますが主に2月後半から4月にかけてピークを迎えます。
花粉症の症状は「鼻水」「鼻づまり」「くしゃみ」など、新型コロナウイルスの初期症状と類似する反応が多くとても厄介です。


くしゃみの飛沫量は咳の10倍以上と言われており、感染を拡大してしまう恐れがあるようです。さらに、ウイルスがついた手で目や鼻に触れると、粘膜を介してウイルスに感染してしまうリスクもあります。


いまや「国民病」とまで言われている花粉症ですが、コロナウイルスと花粉症の症状を見分けるポイントは発熱と悪寒です。
新型コロナウイルスの症状として多い発熱は、花粉症の症状として出ることはほとんどありません。
「息切れ」や「悪寒」の症状も花粉症には極めて少ない症状の1つです。
こういった症状が出た際には花粉症でない可能性を疑いましょう。

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