除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

豚肉の生焼けに注意

こんにちは、デンネツ広報担当です。

香ばしく焼けたベーコンや豚肉は、おいしそうに見えますよね。
しかし、表面がこんがり焼けていても、厚みや火加減によっては中心まで十分に加熱できていない場合があります。
海外では、加熱が不十分な豚肉やベーコンを食べていた人に、寄生虫感染が見つかった事例が話題になりました。

〈生焼けの豚肉で気をつけたいこと〉

豚肉は、生や加熱不足の状態で食べると、食中毒菌やE型肝炎ウイルス、寄生虫などによる健康被害のリスクがあります。

表面に焼き色がついていても、中心まで十分に火が通っていない場合があるため、見た目だけで安心はできません。

とくに厚みのある肉は、中心までしっかり加熱できているか確認することが大切です。

〈予防法〉

予防の基本は、十分な加熱と衛生管理です。

日本ではベーコンは加熱済みの製品が多いですが、輸入品や加熱して食べることを前提とした商品では注意が必要です。

・商品表示に従い、中心までしっかり加熱する
・厚みがあるものは、中まで火が通っているか確認する
・調理前後は石けんと流水で手を洗う
・生肉に触れた調理器具は、ほかの食品と分けて扱う

表面の焼き色だけで安心せず、中心までしっかり火が通っているかを確認することが、食卓の安全につながります。

大人の方がつらい?大人のリンゴ病

こんにちは、デンネツ広報担当です。

リンゴ病は子どもに多い感染症として知られていますが、大人もかかることがあります。
子どもと大人では症状の出方が少し異なり、大人ではつらく感じやすいこともあります。

〈リンゴ病ってどんな感染症?〉
リンゴ病は、正式には「伝染性紅斑」と呼ばれ、ヒトパルボウイルスB19が原因の感染症です。

幼児期から小学生頃の子どもを中心に多くみられ、両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」と呼ばれています。

〈具体的な症状〉
子どもの場合、微熱や風邪のような症状がみられたあと、両頬に蝶の羽のような境界がはっきりした赤い発疹が現れます。
その後、体や手足に網目状やレース状の発疹が広がり、これらは1週間ほどでおさまることが多いです。

大人の場合も、微熱や風邪のような症状のあとに発疹がみられます。
さらに、手首・指・ひざなどに関節の痛みや腫れが現れることがあります。
発疹は1週間ほどで落ち着くことが多いですが、関節痛は1〜3週間ほど続き、長い場合は数か月続くこともあります。
このような関節の不調が続くことで、大人では子どもよりつらく感じやすい傾向があります。
また、子どもでは「ほっぺが赤くなる病気」という印象が強い一方で、大人では赤みがはっきり出ないこともあります。

〈うつりやすい時期は、発疹の前〉
リンゴ病の感染力が最も強いのは、発疹が出る7〜10日前の、風邪のような症状が出ている時期です。
発疹が現れた時点では、感染力はほぼ消えているとされています。
気づかないうちに周囲へ広がることがあるため、体調の変化には注意が必要です。

〈大人が特に気をつけたいケース〉
多くは自然に回復しますが、特に注意が必要な方もいます。

・妊婦の方
胎児に感染すると、胎児水腫や流産のリスクがあるため、周囲で流行がみられる場合は早めに医師へ相談しましょう。

・持病がある方
血液の病気(溶血性貧血など)や免疫が低下している方では、重い貧血などを引き起こすことがあります。

〈予防と日常での対策〉
伝染性紅斑を予防するワクチンや特効薬はありません。
日常的な感染対策を意識することが大切です。

・こまめな手洗い(石けんと流水)
・せきやくしゃみの際は口と鼻をおおう(咳エチケット)
・体調がすぐれないときは無理をせず休む

体調の変化に気づいたときに早めに対応することが、周囲への広がりを防ぐことにもつながります。

細菌とウイルスはどう違う?意外とあいまいな基礎知識

こんにちは、デンネツ広報担当です。

「細菌とウイルスって、同じようなものでは?」と思われることがあります。
どちらも体調不良や感染症に関わるイメージがありますが、実は性質には大きな違いがあります。
今回は、知っているようで意外とあいまいな「細菌」と「ウイルス」の違いを、わかりやすく整理してみます。

〈細菌は自分で増える微生物〉

細菌は、小さな生き物の仲間です。
栄養や水分などの条件がそろうと、自分で増えることができます。
たとえば、食中毒の原因になる細菌や、身の回りにいるさまざまな一般細菌もこの仲間です。

〈ウイルスは細胞に入りこんで増える〉

ウイルスは、細菌よりさらに小さく、自分だけでは増えることができません。
人や動物などの細胞に入りこみ、その中で増えていくのが特徴です。
風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎など、身近な感染症の原因になるウイルスもあります。

〈どちらも対策が大切〉
細菌とウイルスは性質が違っていても、手や物を介して広がるものがある点は共通しています。
そのため、日頃の衛生管理ではどちらにも気を配ることが大切です。

・手洗いをこまめに行う
・よく触れる場所を清潔に保つ
・共有物の衛生管理を見直す
・体調不良時は無理をしない

こうした基本的な対策の積み重ねが、身近な感染症予防につながります。

ウイルスも細菌も、わたしたちの生活によい影響を与えることもあれば、悪い影響を及ぼすこともあります。
例えば、ウイルスは感染症の原因になりえますが、抗細菌薬など医療分野において活用されることもあります。細菌は、食中毒などの原因になりますが、発酵食品などの製造に役立つこともあります。

細菌とウイルスは、似ているようで実は別のものです。
違いを知っておくと、毎日の衛生対策を見直すきっかけにもなります。
まずは基本を知り、できる対策を続けていきたいですね

GWの外出先で気をつけたい 衛生対策のポイント

こんにちは、デンネツ広報担当です。

春の行楽シーズンは、旅行や買い物、レジャーなどで外出する機会が増える時期です。
人が多い場所へ出かけたり、外で食事をしたりすることも増えるため、いつも以上に衛生対策を意識しておくと安心です。

〈まず気をつけたいのは手の清潔〉
外出先では、ドアノブ、エレベーターのボタン、手すり、買い物かご、タッチパネルなど、さまざまな場所に手が触れます。
気づかないうちに汚れが付着していることもあるため、食事の前や帰宅後には、こまめに手を洗うことが大切です。

また、手で目・鼻・口をなるべく触らないようにするのも、外出先で意識したいポイントです。
すぐに手洗いができない場面では、手指消毒剤を持っていると便利です。

〈買った食べ物は早めに食べる〉
屋台やテイクアウトを楽しむ機会が増えるGWは、食事まわりの衛生にも気をつけたい時期です。
購入した食べ物は長時間持ち歩かず、できるだけ早めに食べることが大切です。

とくに、おにぎりやお弁当、肉や卵を使った料理などは、持ち歩く時間が長くなるほど気温の影響を受けやすくなります。
「あとで食べよう」と置いたままにせず、購入後はなるべく早めに食べるようにしたいですね。

〈人が多い場所では基本対策を〉
人が集まりやすい場所では、手洗いや咳エチケットなど、基本的な対策を続けることが大切です。
せきやのどの違和感があるときは、まわりへの配慮も必要です。
体調がすぐれない日は無理に予定を詰め込まず、休息を優先することも大切です。

〈持っておくと安心なもの〉
外出先では、すぐに手を洗うことができない場面もあります。
そんなときのために、次のようなものを持っておくと安心です。
・手指消毒剤
・ポケットティッシュ
・ウェットシート
・小さめのゴミ袋

GWの外出は楽しい反面、人との接触や食事の機会も増えやすい時期です。
だからこそ、特別なことをたくさんするよりも、手を洗う、買ったものは早めに食べる、体調が悪いときは無理をしないといった基本を大切にしたいですね。
連休を気持ちよく過ごすために、できることから取り入れていきましょう。

スマホって便座よりも汚いって本当?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

スマホは、今や日常生活に欠かせない身近な存在です。
そんなスマホについて、「トイレの便座より汚い」という話を聞いたことはありますか?
スマホには本当に便座より多くの細菌が付着しているのでしょうか。


〈スマホにはどのくらいの細菌がいる?〉
新潟大学が2025年に紹介した研究では、スマートフォンの画面は、特別に清拭や消毒をしていない場合でも細菌量が数百個程度と少なく、エタノール消毒後の手指と同程度だったと報告されています。

一方、公共トイレの便座表面は、スマホのディスプレイに近い面積である100cm²あたり8〜2,800個の一般生菌が確認されていると、日本家政学会誌掲載の調査で報告されています。
こうした数字を見ると、スマホが便座より汚いとは言い切れません。


〈身近な持ち物にも清潔習慣を〉
とはいえスマホは、食事の前後や外出先、仕事中など、さまざまな場面で何度も手に取るものです。
顔の近くで使うことも多い一方で、こまめに掃除する習慣がある人はそれほど多くありません。
手洗いを意識していても、毎日何度も触れるスマホまでは気が回らないこともあります。
手で触れる機会が多い身近な持ち物だからこそ、こまめな清掃も意識したいですね。

胃の常識が変わったきっかけ ピロリ菌を見つけた人の話

こんにちは、デンネツ広報担当です。

「胃の中は強い酸があるので、菌は住めない」昔は、そんなふうに考えられていました。でも現在は、胃の中にすみつく菌がよく知られています。それが「ピロリ菌」です。

〈ピロリ菌って何?〉
ピロリ菌は、胃の粘膜にくっついて暮らす細菌です。
感染が続くと胃炎の原因になったり、胃・十二指腸潰瘍に関係したりすることがあります。
胃がんとの関係も知られていて、今では「除菌」という言葉もよく聞くようになりました。

〈見つけたのは、オーストラリアの2人〉
1980年代、ロビン・ウォレン博士とバリー・マーシャル博士は、胃の組織を調べる中で、らせん状の菌がいることに気づきました。

ところが当時は、「胃の中で菌が生きられるはずがない」という考えが当たり前でした。そのため、研究はすぐには受け入れられませんでした。

〈証明のために“自分で飲んだ”〉
マーシャル博士は、菌が胃の病気に関係していることを示すため、自らピロリ菌を飲む実験を行いました。その後、胃炎の症状が出て、菌が体に影響を与えることを示す大きなきっかけになりました。今思うとかなり無茶ですが、それほど強い思いで研究していたのかもしれません。

〈当たり前が、当たり前じゃないこともある〉
その後、ピロリ菌が胃炎や消化性潰瘍に関係することが広く認められ、2005年にはノーベル生理学・医学賞の受賞にもつながりました。最初は「そんなはずない」と言われたことが、いまでは広く知られるようになっています。こういう話は、意外と身の回りにもあるのかもしれません。

感染症対策や衛生管理の世界でも、「これが当たり前」と思われていたことが見直されることがあります。日々の予防や清潔習慣も、新しい知識を取り入れていきたいですね。

手を拭くハンカチ、清潔だと思い込んでいませんか?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

感染症対策として、手洗いはとても大切です。
ですが、洗った手を拭いたあとのハンカチは、清潔な状態といえるでしょうか。
湿ったままになっている場合は、注意が必要です。

〈湿ったままだと菌が増えやすい〉
手を拭いた直後のハンカチを、そのままポケットやバッグに入れておくと、乾きにくい状態が続きます。
「そのうち乾くから大丈夫」と思いがちですが、乾くまでに時間がかかると、その間菌が増えやすくなります。
手を拭いたハンカチは見た目は汚れていなくても、衛生的とは言い切れません。
大切なのは、濡れたまま長時間置かないことです。

〈日常でできる工夫〉
・ハンカチは1枚だけでなく、複数枚を使い分ける
・使ったハンカチは早めに洗濯する
・長時間、濡れたままポケットやバッグに入れたままにしない
・ハンカチの貸し借りはしない

手洗いはとても大切ですが、手を拭いたあとの扱いも衛生管理のひとつです。
毎日の何気ない行動を少し見直すことが、清潔な環境づくりにつながります。

花粉症かと思ったら… 花粉症と風邪の見分け方

こんにちは、デンネツ広報担当です。

春になると、鼻水やくしゃみ、のどの違和感が続き、「今年も花粉症かな」と感じる方は多いのではないでしょうか。

ですがこの時期、花粉症だと思っていた症状が、実は風邪だったということもあります。

〈春は「いつもの不調」と思いやすい〉
花粉症も風邪も、次のような似た症状が出ることがあります。

・鼻水
・くしゃみ
・鼻づまり
・のどの違和感 など
そのため、症状だけで見分けるのが難しい場合があります。

〈見分けるヒント〉
◯花粉症の場合
・透明でさらっとした鼻水が続く
・目のかゆみや充血を伴う
・発熱はあまりみられない など

◯風邪の場合
・のどの痛みや咳、だるさを感じる
・微熱や発熱を伴う
・鼻水が白や黄色っぽくなる など

〈症状があるときこそ基本の対策を〉
花粉症は、花粉をできるだけ体に入れない工夫が基本です。外出時のマスク着用や、帰宅時に衣類の花粉を払うことなどが対策として有効です。

一方、風邪が疑われるときは、手洗いや換気、せきエチケットなど、周囲への配慮を含めた基本的な対策が大切です。

どちらか迷うときほど、基本的な衛生対策を丁寧に行うことを意識しましょう。

毎年花粉症を経験している方ほど、「今年も花粉のせいかな」と思いがちです。

「なんとなくいつもの不調」と見過ごさず、早めに体をいたわることが、自分自身だけでなく周囲を守ることにもつながります。

母親が感染症にかかった時 赤ちゃんへの授乳はNG?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

体調を崩したとき、「このまま赤ちゃんに授乳しても大丈夫?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

〈基本的には母乳をやめる必要はない〉
多くの感染症では、赤ちゃんにうつる原因は母乳そのものよりも、咳やくしゃみのしぶき、手指を介した接触が中心とされています。

そのため、すぐに授乳をやめる必要はなく、まずは感染を広げない工夫を意識することが大切です。

〈注意したいのは授乳よりも接触〉
感染のリスクとして気をつけたいのは、咳やくしゃみ、手指を介した接触です。授乳の前後には、基本的な対策を心がけましょう。

・授乳やお世話の前後は、石けんと流水で手洗い
・咳やくしゃみがあるときはマスクを着用
・赤ちゃんの顔の近くで咳き込まないように意識する

〈症状や服用中の薬は相談を〉
高熱が続いている場合や、強いだるさがある場合、服用している薬の影響が気になる場合は、医師の指示を優先することが大切です。
診察のときに「授乳中です」と伝えておくと安心です。
授乳中に服用できる薬もありますが、自己判断せず、医師や薬剤師に相談して決めましょう。

〈例外もあるので、不安なら相談を〉
一部には、母乳を通じた感染に注意が必要な感染症もあります。

・HIV(ヒト免疫不全ウイルス)
・HTLV1(成人T細胞白血病ウイルス)
・CMV(サイトメガロウイルス) など


もし該当する可能性があるときや、医師から指示があるときは、その判断を優先してください。
熱が高い、ふらつく、しんどい…そんなときは、無理をしないことも大切です。
母乳でもミルクでも、搾乳でも、その日の体調に合わせて続けやすい方法を選んでくださいね。

風邪の原因として最も多いウイルス ライノウイルスとは?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

風邪の原因というと、さまざまなウイルスが思い浮かぶかもしれませんが、なかでも大きな割合を占めるのがライノウイルスです。

〈ライノウイルス感染症とは?〉
ライノウイルス感染症といわれるとピンと来ないかもしれませんが、よく見られる「鼻かぜ」のことを指します。
ウイルスが原因で発症する風邪のうち、ライノウイルスが関わる割合は半分近くにのぼるという報告もあります。

ライノウイルスは、子どもから大人まで年齢を問わず感染しやすく、くしゃみや咳による飛沫のほか、ウイルスが付着した手や身の回りの物に触れることでも感染が広がります。
また、種類がとても多いのも特徴です。そのため、一度かかっても十分な免疫がつきにくく、何度も風邪をひく原因になることがあります。

流行のピークは秋から春にかけてですが、一年を通して発生しており、季節を問わず注意が必要です。

〈ライノウイルス感染症の症状とは?〉
・鼻水
・鼻づまり
・くしゃみ
・のどの違和感

上記が主な症状ですが、まれに発熱がみられることもあります。
体調や年齢によっては症状が長引く場合もあるため、「いつもの風邪かな」と感じても無理をせず、早めに休むことが大切です。

〈ライノウイルス感染症の対策〉
ライノウイルスは、アルコール消毒が聞きにくいうえ、ワクチンや特効薬がありません。
だからこそ、日常の予防が重要になります。

・外出後や食事前は、石けんで手洗いをする
・顔や鼻を触る前に、手を清潔にする
・室内の換気をする

〈周囲に広げないためのポイント〉
・咳やくしゃみが出るときは、咳エチケットを意識する
・使用したティッシュはすぐ捨て、手洗いを行う
・体調が悪いときは無理をせず、人が集まる場面を控える

「ただの風邪だから」と軽く見ず、身近な対策を続けることが、自分自身だけでなく、まわりの人を守ることにもつながります。季節の変わり目など体調を崩しやすい時期こそ、日々の衛生習慣を少しだけ意識してみてくださいね。

除菌する前に知っておきたい ウイルスが長く残る素材

こんにちは、デンネツ広報担当です。

インフルエンザなどのウイルス性感染症の気になるこの時期。
オフィスや施設で多くの人が出入りしたあと、どこを消毒すべきか迷うことはありませんか。

ドアノブやスマホ、机の表面など、身の回りには手が触れる場所がたくさんあります。ウイルスは、付着する物の素材によって、表面に残る時間が変わることが分かっています。では、ウイルスは表面にどれくらいの期間残るのでしょうか。

〈ウイルスが長く存在しやすい素材〉
表面がなめらかで硬い素材には、ウイルスが残りやすい傾向があります。

・プラスチック:最長7日
・ステンレス:最長7日
・ガラス:最長4日
・木材:2日程度
・衣類:2日程度
・マスク:外側で7日後でも感染力が残っていた報告があります

〈ウイルスが短時間で減りやすい素材〉
紙のように水分を吸いやすい素材(多孔質)では、上の「硬い素材」と比べると、比較的早く減る傾向が示されています。

・コピー用紙
・段ボール
・ティッシュペーパー

〈感染予防対策〉
素材の特徴をふまえて、触れる回数が多い場所から優先して対策するのがおすすめです。

・プラスチックやステンレスなどの「硬い素材」は、共用部を中心に清掃・消毒する(ドアノブ、スイッチ、手すり、テーブル等)
・スマホやリモコンなど手が触れやすい物は、できるだけ共有を避け、使用後に消毒をする

素材によって「残りやすい場所」が見えてくると、現実的な対策が取りやすくなります。
まずは、触れる回数が多い場所から、できる範囲で整えていきましょう。

大量調理で増えやすい ウェルシュ菌の食中毒を防ぐには?

こんにちは、デンネツ広報担当です。


カレーやシチューなどの煮込み料理は、まとめて作る機会も多いのではないでしょうか。
しかし、調理後の管理を誤るとウェルシュ菌による食中毒につながるおそれがあります。

〈ウェルシュ菌とはどんな菌?〉
ウェルシュ菌は、土や水など自然界に広く存在している細菌です。
特徴の一つに、殻のような丈夫な構造をつくる性質があります。この状態を「芽胞(がほう)」といいます。

芽胞の状態になると熱や乾燥に強くなり、加熱調理では死滅せずに残ることがあります。
調理した食品が温かいままゆっくり冷まされると、生き残った菌が増殖しやすくなります。
とくにカレーやシチュー、煮物などの大量に調理する煮込み料理は、内部の温度が下がりにくいため、発生リスクが高いとされています。

〈主な症状について〉
ウェルシュ菌による食中毒は、食後およそ6〜18時間で症状が現れることが多いとされています。
主な症状は腹痛や下痢で、嘔吐や発熱は比較的少ない傾向があります。
症状が比較的軽い場合もあり、「少しお腹の調子が悪いだけ」と見過ごされてしまうこともあります。
しかし、集団食中毒につながるケースもあるため注意が必要です。

〈ウェルシュ菌の食中毒を防ぐポイント〉
予防で重要なのは、調理後の管理です。
・調理後はできるだけ早く冷ます
・鍋のまま放置せず、小分けにする
・冷蔵庫で適切に保存する
・再加熱する際は、中心部まで十分に加熱する

一度火を通した料理でも、その後の温度管理や保存方法によっては菌が増える可能性があります。

家庭だけでなく、学校や福祉施設、飲食店などでも集団食中毒が発生することがあります。日々の調理や保存の際には、温度管理を意識し、予防を徹底しましょう。

インフルエンザとノロウイルスでは「効く消毒」が違う

こんにちは、デンネツ広報担当です。


同じ「ウイルス対策」でも、インフルエンザとノロウイルスでは、有効とされる消毒方法が異なることをご存じでしょうか。冬から春にかけて流行しやすいこの2つの感染症は、ウイルスの性質が異なるため、それぞれに合った対策を知っておくことが大切です。

〈インフルエンザにはアルコール消毒〉
インフルエンザウイルスは、外側に脂質の膜をもつタイプのウイルスです。この膜はアルコールに弱いという特徴があり、濃度70%前後のアルコール消毒が有効とされています。外出先など、すぐに手洗いができない場面では、手指消毒として活用されることが多い方法です。

〈ノロウイルスには塩素系消毒剤〉
一方、ノロウイルスは外側に脂質の膜をもたない構造のため、アルコールに対する抵抗力が高いとされています。そのため、一般的な手指用アルコール消毒では、十分な効果が得られません。そこで対策として推奨されているのが、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系消毒剤です。調理現場や施設では希釈して使用され、家庭でも吐しゃ物や汚物を処理する際に使われることがあります。

〈環境消毒のポイント〉
身の回りの環境は、ウイルスの種類に応じて消毒剤を使い分けることで、より効果的な対策につながります。調理台、ドアノブ、手すり、トイレ周りなどは、人の手が触れる機会が多く、ウイルスが付着しやすい場所です。アルコールと塩素系消毒剤を適切に使い分けることが、日常の衛生管理を支えるポイントになります。

こうした違いはありますが、日常的に欠かせない基本の対策が、石けんと流水による手洗いです。ウイルスの種類を問わず、多くのウイルスや細菌を洗い流すことができるため、自宅や職場、施設での感染対策の土台となります。丁寧な手洗いと、ウイルスの性質に合った消毒方法を知っておくことで、これからの季節をより安心して過ごすことにつながります。

のど飴の舐めすぎに注意

こんにちは、デンネツ広報担当です。


乾燥が気になる日が続いていますね。喉がイガイガしたり、少し痛みを感じると、ついのど飴を口にする方も多いのではないでしょうか。
身近な存在ののど飴ですが、「舐めすぎ」には注意が必要です。

〈喉の自浄作用が低下〉
鼻やのどには、異物や病原体を外へ押し流す仕組みがあります。
唾液はこの働きを助けてくれますが、のど飴をなめ続けていると、唾液が消化に使われやすくなり、粘膜を守る力が弱まることがあります。

その結果、ウイルスや細菌を十分に排除しにくくなり、のどの粘膜も刺激を受けやすくなるため、かえって感染しやすい状態につながるおそれがあります。

〈配合成分による口内・粘膜への刺激〉
医薬品や指定医薬部外品ののど飴には、有効成分が含まれています。そのため、用法・用量を守ることが大切です。
決められた回数を超えてなめ続けると、配合成分が過剰に作用し、舌やのどの粘膜に刺激を与えるおそれがあり、かえって不調を招く可能性もあります。


〈虫歯のリスクが高まる〉
のど飴の多くには砂糖が含まれています。長時間、口の中に飴がある状態が続くと、口腔内が酸性に傾き、虫歯ができやすい環境が続くため注意が必要です。


〈妊娠中の方は特に注意〉
妊娠中はホルモンの影響で体調や口内環境が変化しやすく、虫歯や口内トラブルが起こりやすい時期とされています。
そのため、のど飴をなめる際にも注意が必要です。
特に医薬品ののど飴の中には、妊娠中の使用を推奨していないものもあります。使用前に注意書きを確認し、不安な場合は医師や薬剤師に相談しましょう。

〈のど飴に頼りすぎないために〉
のどの乾燥が気になるときは、まずこまめな水分補給でうるおすことを心がけましょう。
また、加湿器の使用や定期的な換気によって、室内の湿度を適切に保つことも大切です。

のど飴は、軽いのどの違和感があるときに役立つものです。連続してなめ続けるのではなく、間隔をあけて使い、医薬品・医薬部外品の場合は、表示されている使い方を必ず確認しましょう。

軽い刺激で続く咳は「咳過敏症」かも

こんにちは、デンネツ広報担当です。

エアコンの直風や柔軟剤の香り、たばこの煙、ちょっとした会話で急に咳き込む——。
こうした「場面が限られて起こる咳」が長引く人がいます。近年は「咳過敏症(咳過敏症候群)」という考え方で整理され、単なる体質の問題ではなく、気道の感覚が過敏になっている状態として捉えられるようになってきました。

〈咳過敏症とは〉
咳は、本来は異物を外に出すための体の防御反応です。ただ、風邪が治ったあとも8週間以上続いたり、軽い刺激で何度もぶり返したりする場合、気道が刺激に敏感な状態になっていることがあります。
のどの乾燥感やムズムズ感、咳が出そうになる感覚が続きやすく、夜間・早朝、気圧の変化、花粉の時期などに悪化しやすいのが特徴です。

〈日常でできること〉
自分の「トリガー(咳が出やすいきっかけ)」を把握し、仕事や外出時の回避策を用意しておくと安心です。
次のような環境や生活習慣の見直しが、基本的な対策になります。

・マスクを着用し、のどの乾燥を防ぐ
・冷暖房の風が直接当たらない位置に移動する
・食後すぐに横にならない
・辛い物や脂っこい物、カフェインは控えめにする

〈受診の考え方〉
咳が長く続く場合は、まず医療機関に相談することが大切です。一般的には呼吸器内科が窓口になりますが、鼻やのどの症状が強い場合は耳鼻科に相談しましょう。
診察では、重い病気がないかを確認しながら、咳ぜんそくや逆流性食道炎、アレルギーなど、咳の原因として考えられるものを一つずつ整理していきます。
「はっきりした原因がわからない」と感じる場合でも、症状の出方を伝えることが、次の判断につながることがあります。

〈受診時に伝えるとスムーズ〉
・いつ頃から咳が続いているか
・どんな場面で出やすいか(香り、冷気、会話、運動、時間帯など)
・これまで試した対策や薬、そのときの変化

軽い刺激で続く「長引く咳」は、このような考え方で整理できる場合もあります。無理に我慢せず、日常の工夫と相談の一歩を重ねることで、仕事や外出時の負担が軽くなる可能性があります。

毎日使うからこそ まな板のお手入れどうすればいい?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

料理に欠かせないまな板。ぱっと見はきれいでも、においや色移りが気になることはありませんか。実はまな板は、水分や食材の汁が内部に入り込みやすく、表面だけではわからない菌が残りやすい道具でもあります。

毎日使うものだからこそ、どのくらいお手入れすれば清潔に保てるのか、迷うのではないでしょうか。

〈素材別のお手入れ方法〉

● 木製
使用後はタワシで木の目に沿って水洗いします。肉や魚を切ったときや油分が気になる場合は、中性洗剤を使って洗っても大丈夫です。
熱湯消毒をする場合は、肉や魚のタンパク質が固まり汚れが落ちにくくなるため、湯をかけるのは仕上げだけにしましょう。
木製まな板は基本的に漂白剤が使えません。黒ずみやにおいが気になるときは、塩や重曹でこすってお手入れしてください。

● プラスチック
表面に傷がつくと汚れや菌が残りやすくなるため、金たわしなど硬いスポンジの使用は避けましょう。
汚れが気になる場合は、キッチン用漂白剤で漬け置きすると効果的です。
熱湯消毒も可能ですが、長時間さらすと変形するおそれがあるので注意してください。

● ゴム製
耐久性があり深い傷がつきにくく、吸水性が低いため、雑菌やカビが繁殖しにくい素材です。
使用後は水洗いし、スポンジやタワシで中性洗剤を使って洗います。
汚れが気になる場合は、キッチン用漂白剤で漬け置きしてください。
ただし、ゴム製まな板は熱湯で変形する可能性があるため、熱湯対応かどうか事前に確認が必要です。

〈毎日できる基本のお手入れ〉
・使用後はすぐに洗う
・熱湯が使える素材は、仕上げにさっとかけておく
・プラスチック・ゴム製は、週に一度程度の漂白剤による除菌もおすすめ
・しっかり乾燥させる

毎日の基本的なお手入れが、清潔な状態を保ついちばんの近道です。自分に合った方法で、無理なく続けていきたいですね。


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