除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

アルコールが効きにくい!?手足口病の対策方法

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

ウイルス性の感染症「手足口病」の感染者数が増加し、23日には甲府と峡東の2つの地域の保健所管内で警報レベルとなりました。

県内での「手足口病」が警報レベルになるのは、2年ぶりとのことです。

 

手足口病とは、主にコクサッキーウイルスが引き起こす、例年暖かい時期に流行する感染症です。

子どもの感染率が高く報告数の90%前後を乳幼児が占めています。

感染してから3.5日後に、口の中、手のひら、足の裏に2〜3ミリの水疱状の発疹ができるといった症状が特徴です。

多くの場合は7〜10日で治りますが、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの合併症や、心筋炎、神経原生肺水腫などの症状を引き起こす場合があります。特に子どもの感染時には、病状を注意深く観察することが必要です。

 

手足口病のウイルスは新型コロナウイルスなどと違い、アルコール消毒が効きにくい感染症です。

アルコール消毒の前に、しっかりと石鹸と流水で手を洗いましょう!

なぜ今流行が?宮崎などで注意喚起「百日ぜき」

こんにちは、デンネツ広報担当です。

宮崎市など一部自治体では、激しいせきが続く「百日ぜき」の感染が広がっているとし、注意を呼びかけています。

 

感染拡大の原因は詳しく言及されていませんが、円安を背景に海外からの旅行者が急増している中、中国では今年に入り百日ぜきが流行しており、海外旅行客から国内への感染拡大を懸念する声もあがっています。

 

中国では3月だけで約3万人の百日ぜきの感染が確認されており、1~3月の合計で約6万人が感染し、そのうち13人が死亡。その死亡のほとんどが、生後3カ月以下のワクチン接種月齢以下の乳幼児という報道もあります。

 

百日ぜきは、百日咳菌によって引き起こされる感染症で、成人で6週間続くような慢性のせきは、10%程度が百日ぜきといわれております。特に1歳以下の乳児は死に至る危険性が高いとされています。

 

百日ぜきの感染経路は、感染者のくしゃみなどを吸い込むことによる「飛沫感染」と、菌が付着した手指などを介した「接触感染」の2つ。感染力は「はしか」と同じくらい強力です。子供の感染リスクはワクチン接種で減らせますが、成人になると、その効力が弱まり感染しやすくなります。

 

飛沫感染や接触感染による感染症から身を守るため、日頃から手洗いうがいでしっかり気をつけましょう!

 

また、咳が続くな・・・?と感じたら、風邪と自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

 

【法人限定】業務用除菌ボックスなら株式会社デンネツへ

#百日咳

#百日ぜき

#飛沫感染

#接触感染

#海外旅行者

#感染症

#感染症対策

#デンネツの除菌

#紫外線UVC

#クラスター対策

#消毒

#除菌

#業務用

「うがい」って、実際効果あるの?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

感染症の予防策として最も身近な「手洗い」「うがい」。

アルコール除菌などが普及し手指の消毒をする機会は格段に増えましたが、「うがい」はどうでしょうか?

 

習慣化した「手洗い」に対しなんとなく忘れがちな「うがい」は、ウイルス予防に効果があるのか、どのようなタイミングで行えば良いのかわからない方は多いかもしれません。

 

そこで今回は、うがいの効果や適切なやり方・タイミングについてご紹介します。

 

うがいには、口の中に水流ができることで、喉に付着した菌やウイルスを洗い流してくれる効果があります。

また、喉に付着した菌やウイルスを洗い流すことで、風邪や感染症を予防することにつながります。

うがいをするタイミングとしては

 

・外出から帰ってきた時

・食事前や起床時

・空気が乾燥している時

が有効です。

 

特に起床時や空気が乾燥している場合、口内で菌やウイルスが繁殖している可能性があります。

目に見えない菌やウイルスを体内に侵入させないように、手指消毒だけでなく、うがいで喉をキレイにしましょう。

ダニに噛まれて死亡!?恐ろしい「日本紅斑熱」とは

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

先週からとたんに気温が上がり、不安定な天気が続くようになってきました。

湿気の多くなるこれから5月末から8月にかけては、1年間でもダニが特に増殖しやすい時期です。

ダニは噛まれると痒くなるだけでなく、場合によっては噛まれたことによって死亡してしまうケースもあるのはご存知でしょうか?

 

「リケッチア・ジャポニカ」と呼ばれる病原体を持ったマダニ類に咬まれることによって感染する感染症が「日本紅斑熱」です。

日本紅斑熱は2〜8日の潜伏期間ののち、頭痛、悪寒を伴った急激な高熱が出たあと、やや遅れて全身に米粒大から小豆大の紅斑が出るといった症状が特徴的です。

近年では年間200件近い発生報告があり、死亡者も報告されています。

去年の日本国内の死亡例には、発熱、発疹、血小板減少などの症状が出て、発症からわずか7日でなくなったという症例もありました。

 

暖かく、外出にはもってこいのこの季節。

登山などでダニに噛まれないように、注意するには

 

・山に入る際には長袖、長ズボンを着用し、露出を避ける

・ダニ避けスプレーなどを活用する

・山に入った後は入浴し、ダニが付着していないか確認を行う

 

といった対策が有効です。

山に入った後、体調に不安を感じた際には、医療機関への受診をおすすめします。

蚊が原因の感染症対策に蚊を放つ!?ブラジルの感染症対策が面白い!

前回ご紹介した、蚊を媒介する感染症「デング熱」。

特に感染症が広がっている南米のブラジルでは、今年入ってからの死者が1,400人を超え、これまでで最も多くなっています。

 

現地では感染症拡大を防ぐ取り組みとして、なんとその原因である「蚊」を大量に放つという対策が本格化しています。

 

放つ蚊は、デング熱ウイルスの増殖を抑える効果がある「ボルバキア」という細菌に人工的に感染させた蚊です。

ボルバキアを持った蚊と持たない蚊との間で誕生する蚊も同じ効果が受け継がれるため、デング熱の感染を大幅に減らす対策として期待されています。

 

蚊が原因となる感染症防止のために、あえて蚊を増やすようなことをするというのが面白い発想ですよね。

デング熱は蚊を媒介とし、感染すると高熱や激しい頭痛、筋肉や関節の痛みなどを引き起こす感染症です。

デング熱の日本での感染の可能性は極めて低いですが、蚊を媒介とする感染症は日本国内でも多く報告されています。

 

暖かくなり、蚊が発生しやすくなるこの季節。

蚊に刺されないよう虫除けスプレーの使用や服で肌を露出しないようにするなどし、感染症の流行っている地域へ行った後は、自分の体調を細かくチェックすることが大切です。

殺虫剤に強いネッタイシマカをしってる?

国立感染症研究所は5月にも、東南アジアを代表する地域で、デング熱など熱帯感染症を媒介する蚊「ネッタイシマカ」の遺伝子解析調査を始めようとしています。

 

ネッタイシマカは、遺伝子変異で殺虫剤に強い耐性を持った個体が出現しており、日本では航空機から発見されるケースが相次いでいます。

 

国立感染症研究所は今回の調査で生息地域などを解明し、今後の水際対策に生かす考えです。

この蚊は、台湾南部を北限とした温暖な地域に生息するヤブ蚊の一種であり、高熱や頭痛を引き起こすデング熱やジカ熱を媒介します。

 

 

デング熱に感染すると有効な治療薬がなく、世界での死者は年間で推計約2万人と非常に高い数値です。

 

ネッタイシマカ自体は寒さに弱く、現在のところ日本の生息は発見されていませんが、航空機に紛れ込んで国際空港で見つかるケースが、ほぼ毎年報告されております。

 

2014年には、日本国内でも約70年ぶりにデング熱感染者が約160人確認されています。

 

地球温暖化が進む昨今、日本の気温が高くなれば、ネッタイシマカが日本国内に住みついてしまう日はそう遠くないのかもしれません。

メタノールとエタノールの違い

こんにちは、デンネツ広報担当です。

手の消毒から掃除まで、身の回りの衛生を保つために多用される「アルコール」。

一概にアルコールと言っても、種類が存在するのはご存知でしょうか?

 

アルコールの中でも、消毒に使うのは「エタノール(エチルアルコール)」と呼ばれるものです。

エタノールは通常の消毒には有効な薬剤ですが、怪我をしているところや目などの粘膜がある部位の消毒には使えません。また、スプレータイプのエタノールは、目に入る危険や引火して火災が発生したりする恐れがあるので、使用に注意が必要です。





消毒用のエタノールの濃度は70~80%が最適です。

50%以上の濃度だと、1分間程度で新型コロナウイルスの感染性を失わせる(不活性化させる)と言われています。

濃度が100%に近づきすぎたり、65%以下になったりすると殺菌効果は低下する特性があります。

 

そして、同じアルコールでも、気をつけなければならないのが「メタノール(メチルアルコール)」です。

特に「燃料用アルコール」として販売されているメタノール(メチルアルコール)は、絶対に消毒には使ってはいけません。

 

エタノールは体内に入ると最終的に無害な酢酸に変化しますが、メタノールは体内に入るとギ酸に変化します。

ギ酸には体内の組織を壊すはたらきがあり、特に視神経を傷つけて失明してしまう恐れがあります。

『目散る(メチル)アルコール』とも呼ばれることがあるほど危険な薬剤です。

通常、メタノールとエタノールは一緒に販売されていることはありませんが、同じアルコールであり非常によく似た名称です。

「メタノール」を勘違いして「エタノール」のように扱ってしまうことのないよう、使用用途と名称をしっかりと読んで使用することが大切です。

奇跡の治療薬「ペニシリン」はカビから作られた!?

昨今、「サプリメントに有害なカビが混入した」というニュースが世間を騒がせています。

カビといえば、そろそろ始まる梅雨の悩みごとでもあり・・・、カビ=有害なものという意識が皆さんの中にはあるかもしれません。

 

しかし、不治の病とされていた病気たちの治療薬の元として活躍するカビがいることはご存知ですか?

今回は、奇跡の治療薬と言われた「ペニシリン」と、その開発者「フレミング」についてご紹介します。

 

多くの伝染病の治療薬を開発した偉人「フレミング」。

イギリスの細菌学者であったA.フレミングは、1929年に伝染病の抗生物質「ペニシリン」を発見しました。

「ペニシリン」は当時、治療は不可能とされていた肺炎や破傷風などの伝染病に有効な、世界で初めての抗生物質でした。

この発見は、医学の歴史上、最も重要な発見と言われています。

 

「ペニシリン」は食品に生えることの多いカビ、“アオカビ”からつくられており、この発見をきっかけにさまざまな治療薬が開発されるようになりました。

その後、「ペニシリン」が大量生産できるようになったことで、さまざまな伝染病に対しても大きな効果を発揮し、多くの人々が救われました。

 

奇跡の薬「ペニシリン」の最初の発見者であるA.フレミングと、再研究の後、精製・大量生産を可能にしたイギリスの病理学者H.W.フローリーと生化学者E.B.チェインは、その功績をたたえられ、1945年にノーベル生理学医学賞を受賞しています。

 

そのほかにも、我々日本人の食卓に欠かせないみそ、しょう油、鰹節やチーズなどにもカビの力は利用されています。

 

衛生や健康と、相反する言葉のように感じる存在のカビ。

実際には、人に有害なカビもいますが、我々の生活を支えるカビ、どちらも存在しています。

正しい知識をもって、有害なものには対策を、有益なものには感謝したいと思います。

春から増える感染症 ロタウイルスって何?

先週から暖かい日が続き、一気に春の陽気が訪れました。

新入社員や新入生などさまざまな人が新しい環境に移る春は、人が大きく動く季節です。

ウイルスの抗体を持たずに抵抗力の弱い人にとっては、新しい環境で感染症にかかる可能性をはらむ時期でもあります。

 
インフルエンザや麻疹などの感染症は、最近もまだ耳にします。これらは大変要注意な感染症ですが、この要注意な感染症の中でも『ロタウイルス感染症』というマイナーな感染症はご存知でしょうか?
 
ロタウイルスは、乳幼児の急性重症胃腸炎の主な原因ウイルスとして知られています。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50%前後はロタウイルスが原因です。
 
感染すると、2〜4日の潜伏期間(感染から発病までの期間)を経て、水のような下痢や嘔吐(おうと)が繰り返し起こります。その後、重い脱水症状が数日間続くこともあります。発熱や腹部の不快感などもよくみられる症状です。合併症として、けいれん、肝機能異常、急性腎不全、脳症、心筋炎などが起こることがあり、最悪、死に至る場合もあります。
 
子どもに多い感染症ではありますが、大人にも十分感染する可能性があるので注意が必要です。
手洗いうがいはもちろん、特に排便後や調理・食事の前には、大人も子どもも石鹸と流水で丁寧に洗い、よくすすぎましょう。
清潔を保つことが感染予防につながります。

ライブ後に感染発覚?まさかの『はしか』

人気ロックバンドのライブの観客が、後日に麻疹(はしか)と診断されたと、アーティスト公式サイトで報告され、話題になりました。

 

『はしか』と診断された男性は、2月24日、アラブ首長国連邦から帰国した『はしか』の陽性者と関西国際空港で接触していて、ライブの翌日に発熱。その後さらに鼻水や咳、発疹など『はしか』の症状が現れたようです。

 

『はしか』は、発熱・全身の赤い発疹・咳・鼻水・目の充血などの粘膜症状(風邪に似た症状)があり、潜伏期間が10~12日間と長いことも特徴です。

 

ライブに参加された方は、体調を確認しながら、疑わしい症状が出た場合には病院への受診をお勧めいたします。

 
 

『はしか』を含め、海外では様々な国でそれぞれの感染症が流行していることがあります。

 
 

海外へ行かれる方、もしくは海外からの来訪者との接触の際には、その国で感染症が流行っていないか事前に調べましょう。

 

また、流行っている場合どのような感染症なのか、予防対策はあるのかもあわせて確認・準備しておくことが、重要です。

 

また、帰国後少なくとも6か月の間は、渡航関連の感染症が生じる可能性があります。

 

体調不良があった時は、我慢せず速やかに病院を受診することを心がけてください。

世界的に流行中のデング熱 旅行先で気をつけることは

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

大学受験もひと段落し、近いうちに友人や家族と卒業旅行に出かけるという方も多いのではないでしょうか?

 

卒業旅行に海外を選択される方々に注意してもらいたいのは、「デング熱」。

 

アフリカ地域で流行しているイメージが強いかもしれませんが、昨今世界的に流行しています。

 

デング熱は、ヒトスジシマカという蚊に刺されることで感染するウイルス性の疾患です。

 

全世界の熱帯・亜熱帯地域に分布しており、日本の近隣では、東南アジアや台湾にも定着しています。かつては沖縄にも確認されていましたが、いまは姿を消しており、日本人が感染するのは海外旅行先がほとんどです。

 

流行している地域を旅行する際に感染を予防するには、まず蚊に刺されないことが重要です。

 

できるだけ蚊の多い場所での活動を避けることです。

 

蚊のいる場所に入るときは、皮膚の露出を減らしましょう。暖かい地域では薄い生地や通気性の良い服などで肌を見せないことが大切です。

 

また、虫除け剤を持ち歩くことも有効です。虫除け剤を使用する際のコツは、肌につけて良いものの場合、肌以外に衣服にも使用することです。

 

襟元や裾、帽子などに塗ることで効果は持続し、副作用の心配もありません。

 

また、もし海外で発症してしまって、ホテルで療養することになった場合、解熱剤はアセトアミノフェンを指定して購入しましょう。

 

アスピリンやイブプロフェンなどを含有する解熱剤は、デング熱の症状を悪化させる可能性があるからです。

 

そして、周囲に感染を拡げないよう十分に注意します。

 

蚊に刺されないよう、できるだけ室内で療養してください。蚊のいるところには絶対に行かないこと。これは日本で発症したときも同様です。

こどものおもちゃからウイルスは感染するの?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

3月も後半、最近は春休みの学生さんが平日に見られることも多くなってきました。

 

長期休みには小児科が混み合うもの。小児科といえばこどもが遊べるプレイルームのような場所を用意してくれている病院も多いですね。

 

病院のおもちゃはこどもの不安な気持ちを解してくれる、ありがたい存在でもありますが、

 

一方で誰が触れたものであるかわからないので、利用による不安もあります。

 

特に幼いこどもはなんでも口に入れようとする傾向があるため、他のこどもが口に含んでウイルスのついたおもちゃを使えば、感染リスクも高まります。

 

実際、病院の待合室でうつるのは、このような例が多いです。

 

・咳などによる、主に空気感染

 

・ウィルスや最近のついたものを触り、その手指やものを口に入れる

 

・おもちゃをなめたりして、口から感染する

 

小児科の外来では、人にうつる可能性のある感染症の場合は、特別な待合室や診察室を設けています。

 

しかし初期症状の段階の患者が、一般の待合室に紛れることは十分にあります。

 

また、待合室などに置かれているおもちゃ類や本など、共有するものからも感染する機会はありうることです。

 

もちろん病院では通常、他の方に感染しないように頻繁にアルコール消毒するなど感染対策ををしているでしょうが、いずれにしても、病院では十分な手洗いやマスクをする自己防衛が予防にはよいでしょう。待ち時間の長い時は、外で待ったり、車の中で待っているのも感染対策になります。

 

PRになってしまいますが、デンネツ殺菌ボックスは、紫外線UV-Cによって大きめのおもちゃも、90秒で除菌可能。使い方もボタンワンプッシュです。

 

紫外線の力で除菌するため、除菌後はこどもが口に入れても安心。ボックスが完全密閉されないと照射が始まらない仕様で怪我の心配もなく、こどもの多い施設にも安心な設計です。

終わらないマスク生活 肌荒れの理由と対策

 

コロナ禍以降、生活必需品となったマスク。

 

長時間つけていることで頬のマスクがよく当たる部分が赤くなったり、カサカサして少し腫れたり、かゆみが出たり・・・と「肌トラブル」が気になる人もいるようです。

 

乾燥肌の人、また脂性肌の人はマスクの着用によって肌が荒れやすいといわれます。

 

マスクによる肌荒れは、マスク内の『蒸れ』に関わります。

 

肌のバリア機能が弱っていると、肌が乾燥しやすくなります。そこへ摩擦が加わると、蒸れによってバリアが壊れてしまいます。蒸れることで、肌がどんどん摩擦に弱くなります。これが『ふやけ摩擦』です。

 

マスクによる肌荒れを訴える人の多くは不織布マスクを使用しています。

 

これは、『ウイルス防御効果が高いマスク=通気性が悪い』ので、蒸れやすい状態といえます。

 

不織布マスクにも、通気性の良し悪しがありますので、もし、不快なほどの蒸れを感じたり、肌に違和感が出た場合は、マスクの素材や形状を替えてみることもひとつの手です。肌荒れしやすい人の場合、不織布マスクと顔の間に、綿や絹といった布製のマスクを挟むことで改善するケースもあります。

 

また、肌に違和感があるときは、必要以上には肌を触らないようにして、洗顔の時間も短く済ませるようにしましょう。

 

それでも改善されないときは、気軽に皮膚科を受診しましょう。

【睡眠と免疫は関係していた!?】





こんにちは、デンネツ広報担当です。

先週は一気に冷え込み、ベッドから離れられなくなりましたね。

冬は、寒さにより眠りが浅くなりやすい季節です。

冬の夜に誤って布団を蹴ってしまい、寒くて目覚めた経験は誰しもあると思います。

 

睡眠の質は、健康的な生活習慣を維持するための要素の一つ。

実は、ウイルスや細菌に対する抵抗力(免疫力)を保つためにも重要です。

風邪をひいてしまった場合も、余分な体力の消費を抑え、体が本来持っている免疫力を発揮するために睡眠は欠かせません。

 

良質な睡眠をとるためには、量(合計の睡眠時間)はもちろんのこと、質も大切です。

人は朝、太陽の光によって目覚め、夜、日が落ちることで脳から睡眠関連のホルモンである「メラトニン」が分泌されて眠くなります。

人間の体内にも24時間のリズムがあり、体のさまざまな働きにも影響しています。

夜更かしや朝寝坊などにより正しい時間帯で光を浴びることができないと、体内リズムが乱れてしまいます。

 

生活リズムを乱さないためには

 

①朝、部屋のカーテンを開けて日光を浴びる

②朝食をとる

③昼に眠くなったら、仮眠する

④日常的に激しすぎない運動をする

⑤眠る前には早めにスマホ・PCをOFF

⑥寝酒、カフェイン、喫煙は避ける

⑦寝る前に体温を上げる

 

といったことが有効です。

 

とはいえ、深夜残業や夜勤の多い方は、実行が難しいのも事実…。

全てを実施することができなくても、これらを意識して少しづつでも実行することで

睡眠の質+免疫力向上による強い身体を手に入れましょう!

 

【法人限定】業務用除菌ボックスなら株式会社デンネツへ

#睡眠の質

#睡眠不足

#免疫

#生活リズム

#生活習慣

#メラトニン

#感染予防

#除菌

#ウイルス対策

#紫外線UVC

#業務用

#デンネツ

【文豪と感染症】

感染症にかかって亡くなった文豪たちと感染症への偏見

 

新型コロナウイルスによるパンデミックが始まった頃、私たち現代人は混乱の渦に飲まれました。

 

同じように、過去の日本人たちも感染症を恐れ、混乱した時代が幾度となくありました。

 

例えば「結核」は、特効薬が作られる戦後まで不治の病とされていました。また、1918年から大流行した「スペイン風邪」(インフルエンザ)なども同様で、これらの感染症は治療法が確立していなかった当時、死亡率が非常に髙いものとして人々に恐れられてました。

 

こうしたパンデミックによる世界の混乱は、文学作品にも多く描かれています。

 

志賀直哉の小説「流行感冒」では、スペインか風邪が大流行した1918−1921年ごろを舞台として描かれています。

 

主人公が多く集まる場所には行かないように徹底しており、当時の人々も、現代のコロナ禍と同じように生活をしていたようです。

 

ところが、家の女中が町で行われた芝居興行にこっそり出かけたことを知り、それに腹を立て追い出そうとしますが、妻に止められ断念します。

 

その後、家に出入りの職人から家族全員が感染し、高熱になって苦しみますが、この女中はスペイン風邪にかからず、みんなの世話をしたおかげで家族は助かります。そこで、主人公は女中への態度を反省します。

 

この小説は、志賀直哉自身が「事実をありのままに書いた」と言っている私小説です。

 

つまり、文豪でも、パンデミックの混乱によるストレスや不安感に襲われ、他人に攻撃的になったり、尊重することを忘れてしまうということです。

 

現代のパンデミックでも「自衛警察」という言葉が生まれたり、初期には感染者を攻撃する人も多くいました。

 

志賀直哉は1883年2月20日生まれ、100年以上も前の、過去の人々が感染症に何を思ったか、本を読んで思索を深めてみるのもいいかもしれません。

【ペットにかまれたら-動物咬傷による感染症を知っていますか?】

“逃げ出した飼い犬が、小学生を含む12名を噛んだ”というニュースが話題になっています。

 

その後の調べで、接種するよう法律で定められている狂犬病ワクチンを未接種だったことが報じられました。

 

狂犬病は感染し発症すれば、ほぼ100%の確率で2〜3日後に死亡するとされ、デンネツでも過去に何度か取り上げました。

 

しかし狂犬病以外にも、ペットに噛まれた際に感染する可能性の高い感染症はたくさんあります。

 

「うちの子は、狂犬病ワクチンをしているので大丈夫!」

 

などと思っていませんか?

 

今回はそんな、狂犬病以外の動物咬傷(動物に噛まれたことによる怪我)による感染症をご紹介します。

 

①破傷風

 

破傷風は破傷風菌により感染し、発症すると亡くなる確率が非常に高い病気です。

 

口が開きにくい、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなってしまい、その後亡くなることもあります。

 

破傷風は予防接種をしていれば、発症を予防することができます。動物咬傷は傷が汚染されており、さらに傷も深い場合があるので、最後の予防接種から5年以上経過しているなら追加接種を行う必要があります。

 

②パスツレラ症

 

パスツレラ症は犬や猫の口腔内、上気道、消化器に常在しているパスツレラ属菌による感染症です。受傷早期に受傷部位に発赤、腫れ、疼痛が出現し、膿性の浸出液を認める傷となります。

 

蜂窩織炎(ほうかしきえん)や骨髄炎(こつずいえん)を引き起こすこともあります。また、免疫機能が低下している人では、重症化して亡くなることもあり、早急に適切な抗生剤の治療が必要になります。

 

③カプノサイトファーガ感染症

 

イヌ・ネコの口腔内に常在しているの細菌を原因とする感染症です。国内のイヌ、ネコの多くが保菌していると言われています。

 

潜伏期間は、1~14日程度で、数日の潜伏期の後に重篤な症状が現れることがあります。

 

発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などを前駆症状として、重症化した場合、死亡例もあります。

 

近年のペットブームで犬や猫を飼う方が増えています。

 

「自分は大丈夫」「自分のペットは大丈夫」と過信せず、噛まれてしまった時はすぐに傷口を洗い、速やかに医療機関を受診しましょう。

ページトップへ