アウトドアでは要注意! 感染症を引き起こす厄介な虫「マダニ」
桜が徐々に咲きはじめ、暖かくなってきたことによって外出もしやすくなりました。
暑すぎず寒すぎないこの時期は、外に出て登山やキャンプなどアウトドアに最適です。
こんな時期に気をつけたいのは、マダニから媒介する感染症。
マダニとはダニの一種で、森林や草むら、藪などに生活しており、恒温動物に張り付いて体表から血を吸います。
マダニはさまざまな感染症を媒介することでも有名で、ライム病、日本紅斑熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群など非常に危険な感染症を引き起こします。
その中でも重症熱性血小板減少症候群は2010年代半ばに感染例が初めて確認された感染症で、日本国内でも被害が増えつつあります。
国内でも3月にマダニに噛まれたことによって重症熱性血小板減少症候群に感染した女性が死亡しています。
女性は普段から行っていた家庭菜園の草取りの際に噛まれたそうです。
マダニの多い場所で活動する方はできる限り肌の露出を控え、マダニのいそうな場所から戻ったら衣類や体にマダニがついていないかを確認しましょう。