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寒い冬こそ注意!猫風邪の予防と対策

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

冬になると、猫も風邪をひきやすくなります。特に地域猫は他の猫との接触機会が多く、感染が広がりやすい環境にあります。猫風邪は人間の風邪とは異なり、目に症状が出やすいのが特徴です。目ヤニや鼻水が増え、顔が汚れてしまうことがあります。また、鼻が詰まることで匂いを感じにくくなり、食欲が低下して回復が遅れる場合もあります。

 

猫風邪とは、猫の免疫力と病原菌との戦いです。

 

感染が進行すると免疫力が低下し、病原菌が体内で広がる危険性があります。特に食欲が落ちることでさらに免疫力が弱まり、病気に対抗する力を失ってしまうこともあります。

 

子猫の場合、生まれてすぐは母乳に含まれる免疫成分で守られていますが、生後1~2カ月を過ぎるとその効果が薄れ、徐々に自身の免疫を育て始めます。この時期は免疫がまだ未熟であるため、風邪にかかりやすく、新しい環境への移動などがストレスとなることでさらに抵抗力が低下します。

 

通常、猫風邪は10~20日程度で治りますが、子猫や抵抗力の弱い猫では慢性的な鼻炎や結膜炎が残ることがあります。治療には抗ウイルス薬や抗生物質が使用され、必要に応じて対症療法も行われますが、最も重要なのは猫の免疫力を高めることです。質の高い食事、適度な遊び、そしてストレスの少ない環境を整えることで、猫は風邪に対して強い体を作ることができます。

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