除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

自宅での「低温調理」、実はリスクも?注意すべきポイントとは

自宅での「低温調理」、実はリスクも?注意すべきポイントとは

こんにちは、デンネツ広報担当です。
皆さんは、サラダチキンやローストビーフを低温調理で作ったことがありますか?
近年、自宅でも手軽にプロのような仕上がりが目指せるとして、「低温調理」が注目を集めています。
この調理法は、肉などをやわらかくジューシーに仕上げられる一方で、衛生管理を怠ると食中毒のリスクが伴います。

 

〈おいしく安全に楽しむために──低温調理のポイント〉
低温調理は、時間をかけてじっくりと加熱する調理方法です。上手に活用すれば、家庭でも本格的な味わいが楽しめますが、いくつかの衛生上の注意が必要です。

• 調理は必ず清潔な手と道具で行う。

• 密封袋は使い捨てタイプを毎回新しく使用する。

• 購入時点で衛生的に取り扱われている新鮮な食材を選ぶ。

• 食材にはなるべく素手で触れず、トングや手袋などを活用する。

• 調理後は90分以内を目安に、なるべく早く食べる。保存する場合は氷水で急冷して、なるべく早く冷蔵庫で保存する。

 

〈鶏肉調理は特に注意を〉
とくに鶏肉には、カンピロバクター菌のリスクがあるため、十分な加熱が不可欠です。
この菌を死滅させるには、鶏肉の中心温度を「63℃で30分」保つ必要があります。
また、「70℃なら3分」「75℃なら1分」でも効果があるとされますが、いずれの場合も、時間と温度の両方を満たし、中心部までしっかりと熱を通すようにしましょう。

 

〈手軽さの裏にあるリスクも忘れずに〉
低温調理は、誰でも本格的な料理に挑戦できる魅力的な方法ですが、正しい知識と衛生・温度管理が欠かせません。
誤った調理法は、食中毒など健康へのリスクを高める恐れがあります。
しっかりとポイントを押さえて、安全でおいしい低温調理を楽しみましょう。

ページトップへ