除菌関連・感染症対策の
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「トコジラミ」旅行先から持ち帰ってしまったら?

こんにちは、デンネツ広報担当です。

 

この夏、皆さまはどこか旅行に行かれましたか。

 

コロナ禍による行動制限が緩和され、観光やビジネスでの人の移動が活発になる一方、世界的に問題となっている「トコジラミ(南京虫)」の国内流入リスクも高まっています。

 

トコジラミは、宿泊施設や公共交通機関などに潜んでいる場合があり、衣類や荷物に付着して自宅へ持ち込まれることがあります。

 

室内に侵入すると、ベッドや家具の隙間に潜み、夜間に吸血します。刺されると、トコジラミの唾液によるアレルギー反応で強いかゆみや発疹が現れ、場合によっては発熱を伴うこともあります。
また、繁殖力が非常に高いため、被害が広がりやすいのが特徴です。

 

〈市販の殺虫剤は効く? 注意点は?〉

市販品にもトコジラミ対応の殺虫剤があります。しかし、押し入れの奥や家具の裏など薬剤が届きにくい場所に潜んでいると、完全に駆除するのは難しいのが現実です。さらに近年は薬剤に強い(抵抗性をもつ)トコジラミも確認されており、殺虫剤だけでの根絶は困難になっています。

 

確実な駆除には専門的な知識と丁寧な作業が必要です。

 

〈相談は信頼できる窓口へ〉

トコジラミ駆除業界は歴史が浅く、価格のばらつきや悪質な業者も見られます。

 

薬剤を部屋全体に散布する業者もあれば、子どもやペットへの影響を考慮した処理する業者もあります。そのため、事前の相談がとても重要です。

 

作業内容・費用・安全面についてしっかり説明を受け、納得できる業者を選びましょう。

 

不安な場合は、最寄りの保健所や「日本ペストコントロール協会」への相談も有効です。同協会は各都道府県に支部があり、信頼できる業者の紹介や無料相談を行っています。

 

最近は薬剤や駆除方法の進歩により、個人での対応も可能になってきました。トコジラミは目に付きにくい場所に潜むため、早めの対応が何より大切です。信頼できるプロの知恵を借りつつ、落ち着いて対策を進めましょう。

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