【抗生物質は万能ではない?意外と知らない薬の話】

こんにちは、デンネツ広報担当です!
風邪をひいたとき、病院でもらう薬=抗生物質だと思っていませんか?
実は、風邪には抗生物質が効かないのです。
今回は、意外と知られていない“薬のお話”をわかりやすくご紹介します。
【風邪に抗生物質は効かない】
抗生物質が効くのは「細菌」に対してだけなんです。しかし、風邪のほとんどは「ウイルス」が原因です。 つまり、風邪をひいたときに抗生物質を飲んでも、効果はほとんどありません。
【抗生物質が効く細菌による感染症】
・中耳炎
・扁桃炎(溶連菌)
・肺炎
・尿路感染症 など
【抗生物質が効かないウイルスによる感染症】
・風邪
・インフルエンザ
・ノロウイルス
・手足口病 など
ウイルスには抗生物質は効きませんが、これらの感染症には、症状を和らげるための対症療法や、必要に応じて抗ウイルス薬が使われることもあります。
【耐性菌(たいせいきん)の問題】
抗生物質を必要ないときに使いすぎると、薬が効かない菌が増えてしまうこともあります。
「必要なときに、正しく使う」ことが非常に大切です。
【風邪をひいたときに効果的な対策】
1.しっかり休む
2.水分補給
3.消化の良い食事
4.症状に合わせた対症療法(※市販薬や処方薬)
・熱が高ければ解熱剤
・鼻水や咳がつらければそれぞれの症状に合った薬
→「治す」薬ではなく、「楽にする」ための薬と考えましょう。
抗生物質は、必要なときに適切に使うことで効果を発揮します。
薬が効かなくなるリスクを防ぐためにも、正しい知識を持ち、安心・安全に使っていきましょう。