大人の方がつらい?大人のリンゴ病

こんにちは、デンネツ広報担当です。
リンゴ病は子どもに多い感染症として知られていますが、大人もかかることがあります。
子どもと大人では症状の出方が少し異なり、大人ではつらく感じやすいこともあります。
〈リンゴ病ってどんな感染症?〉
リンゴ病は、正式には「伝染性紅斑」と呼ばれ、ヒトパルボウイルスB19が原因の感染症です。
幼児期から小学生頃の子どもを中心に多くみられ、両頬がリンゴのように赤くなることから「リンゴ病」と呼ばれています。
〈具体的な症状〉
子どもの場合、微熱や風邪のような症状がみられたあと、両頬に蝶の羽のような境界がはっきりした赤い発疹が現れます。
その後、体や手足に網目状やレース状の発疹が広がり、これらは1週間ほどでおさまることが多いです。
大人の場合も、微熱や風邪のような症状のあとに発疹がみられます。
さらに、手首・指・ひざなどに関節の痛みや腫れが現れることがあります。
発疹は1週間ほどで落ち着くことが多いですが、関節痛は1〜3週間ほど続き、長い場合は数か月続くこともあります。
このような関節の不調が続くことで、大人では子どもよりつらく感じやすい傾向があります。
また、子どもでは「ほっぺが赤くなる病気」という印象が強い一方で、大人では赤みがはっきり出ないこともあります。
〈うつりやすい時期は、発疹の前〉
リンゴ病の感染力が最も強いのは、発疹が出る7〜10日前の、風邪のような症状が出ている時期です。
発疹が現れた時点では、感染力はほぼ消えているとされています。
気づかないうちに周囲へ広がることがあるため、体調の変化には注意が必要です。
〈大人が特に気をつけたいケース〉
多くは自然に回復しますが、特に注意が必要な方もいます。
・妊婦の方
胎児に感染すると、胎児水腫や流産のリスクがあるため、周囲で流行がみられる場合は早めに医師へ相談しましょう。
・持病がある方
血液の病気(溶血性貧血など)や免疫が低下している方では、重い貧血などを引き起こすことがあります。
〈予防と日常での対策〉
伝染性紅斑を予防するワクチンや特効薬はありません。
日常的な感染対策を意識することが大切です。
・こまめな手洗い(石けんと流水)
・せきやくしゃみの際は口と鼻をおおう(咳エチケット)
・体調がすぐれないときは無理をせず休む
体調の変化に気づいたときに早めに対応することが、周囲への広がりを防ぐことにもつながります。