除菌関連・感染症対策の
豆知識・雑学BLOG

感染者増加中! サル痘はどんな病気?

欧米を中心に感染報告が相次いでいる「サル痘」。
2022年の国内感染者数は7名であったのに対し、今年4月末の時点で累計100名を超えたことが分かりました。
今年は特に海外渡航歴のない感染者が増えており、注意が必要です。
今回はそんなサル痘がどんな病気かを紹介していきます。


サル痘は、サル痘ウイルスによる急性発疹性疾患で、主な症状は、顔に発疹が出た後、背中、お腹から手足等体の末端に広がります。
発疹は赤み、水疱、膿疱になり最後にかさぶたの順番で状態が変化し治癒にいたります。
死亡のリスクは低いと言われていますが、小児や感染者の持病、合併症などにより重症化することもあるそうです。
感染経路は主に患者の体液を介した濃厚接触による感染が多く、家族、恋人間など距離の近いコミュニティ内で感染する可能性が高いです。


サル痘は天然痘ワクチンによる発症予防効果が確認されています。
また流行地で感染者、野生動物との接触をさけることが予防につながるようです。
日常生活における感染リスクは低いと言われるサル痘ですが、国内でじわりと増加していることが不気味です。
これまで行ってきた手指の消毒や身の回りのものを清潔に保つなど、基本的な感染対策を続け、感染リスクをさらに低くおさえましょう。

ページトップへ