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話題の酵素シロップ、何が問題なの?

健康食品として流行っている酵素ジュース。
デトックス効果を謳った「手の常在菌」を使用した酵素シロップがテレビ番組で紹介され、衛生問題で大きな話題となりました。


普段、私たちの手には1平方センチメートルあたりおよそ100万個の細菌が生息していると言われています。
その中でも代表的なものの1つ「黄色ブドウ球菌」は、健康な人の20〜30%が保菌しており、体調不良などで免疫力が低下すると、食中毒を引き起こす原因となることもあります。
その症状は、熱、乾燥、胃酸、消化酵素にも強い「エンテロトキシン」という毒素を作り、激しい吐き気、嘔吐、下痢、腹痛を発症します。


同じ手を使用する糠漬けや酒はアルコールや強い塩分、他の菌の発生を抑える強い菌などさまざまな有害な菌を抑制する環境があり、プロの人が徹底的な管理をすることで安全に食べられています。
酵素シロップの作り方はインターネット上にいろいろ載っていますが、中には手を使わずに作る方法も紹介されています。
家庭で調理をする際にはしっかりと衛生面に気をつけ、手洗い、消毒を心がけましょう!

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